漫画家を夢見る少女と、スパルタ恩師の9年間を描いた映画『かくかくしかじか』。
人気漫画家・東村アキコの自伝的傑作が、永野芽郁×大泉洋のW主演で実写化!「漫画家を目指す女子高生」と「破天荒なスパルタ絵画教師」の9年間を描いたこの物語は、笑いと涙、そして“人生の答え”が詰まった青春ヒューマンドラマです。
観る前から「涙腺崩壊」「笑いすぎて腹筋崩壊」どちらも覚悟が必要かも!?
この記事では、映画をより深く楽しむための見どころやキャスト、ロケ地情報まで、たっぷり&ユーモアを交えてご紹介します!
1. 原作の魅力
1-1.原作は東村アキコの自伝的マンガ
『かくかくしかじか』は、東村アキコが自身の青春時代と恩師との関係を描いた自伝的エッセイ漫画。2012年から2015年に『Cocohana』(集英社)で連載され、全5巻・34話で完結。累計発行部数は公表されていませんが、2015年にはマンガ大賞を受賞し、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞も獲得。
多くの読者が「泣ける」「自分の人生を見直した」と絶賛した名作です。
1-2.東村アキコってどんな人?
東村アキコは『ママはテンパリスト』『東京タラレバ娘』などヒット作多数の漫画家。宮崎県出身で、破天荒なギャグとリアルな人間描写が魅力です。
『かくかくしかじか』では、自分の“ダメな部分”も包み隠さず描き、読者の共感を呼びました。ちなみに、原作の主人公「林明子」は東村アキコ自身がモデルです。
1-3.原作の見どころ
・破天荒な恩師・日高先生との出会いと別れ
・漫画家を目指すも怠惰な生活に悩む明子の葛藤
・「先生に謝りたい」「ありがとう」と伝えるまでの成長物語
実話ベースだからこそのリアリティと感動。映画化発表時にはSNSが歓喜の声で溢れました。
2. 映画『かくかくしかじか』の基本情報
2-1.あらすじ
高校生の明子は漫画家を夢見ていたが、怠けがちな日々を送っていた。そんな彼女が出会ったのは、竹刀を振り回しながら厳しく指導するスパルタ絵画教師・日高先生。最初は戸惑いながらも、明子は先生のもとで本気で絵と向き合い、やがて夢に向かって成長していく。恩師との9年間を通じて、夢を追う厳しさと人との絆の大切さを描く感動作。
2-2.制作スタッフ
監督 | 関和亮 |
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原作 | 東村アキコ |
脚本 | 東村アキコ/伊達さん |
製作 | 矢延隆生/山田邦男/細野義朗/東村アキコ |
製作統括 | 臼井裕詞 |
プロデューサ | 加藤達也/櫻井雄一 |
撮影監督 | 矢部弘幸 |
音楽 | 宗形勇輝 |
主題歌 | MISAMO 「Message」 |
2-3.監督・関和亮の過去作と作風
関和亮監督は、映像センスとテンポの良さ、そして“クセの強いキャラクター”を魅力的に描く手腕が光る人物。『地獄の花園』でのコミカルな演出や、ミュージックビデオで培ったカット割りが本作にも活かされています。
2-4.脚本家・東村アキコのこだわり
原作者自ら脚本を担当。原作の“泣き笑い”のバランスや、日高先生の名言・迷言も映画でしっかり再現。現場でも「東村節」が炸裂し、原作ファンも納得のリアリティが実現されています。
2-5.映画を彩る主題歌「Message」
主題歌はMISAMOの「Message」。映画のラストを彩るこの楽曲は、青春の葛藤と成長、そして“恩師への想い”を優しく包み込む名曲。歌詞と物語のリンクに、涙腺崩壊注意報発令です。
3. 映画『かくかくしかじか』の見どころ
3-1.ストーリーの魅力
「漫画家になりたい」と夢を抱くも、ぐうたらな高校生・明子。そんな彼女の前に現れたのは、竹刀を振り回しながら「描け!」と叫ぶスパルタ教師・日高先生。
9年間の師弟関係を通じて、夢を追うことの苦しさと喜び、そして「本気で生きる」ことの意味が描かれます。
3-2.演出や映像美
関和亮監督ならではの、テンポ良くメリハリのある演出が光ります。美術室の埃っぽい空気、夏の光、雨上がりの校庭…どれも心の奥に残るカットばかり。
細やかな表情や間の使い方が、キャラクターの感情をリアルに伝えます。
3-3.音楽と演技のポイント
宗形勇輝による音楽は、ノスタルジックな優しさと繊細さに彩ります。
主演の永野芽郁は、等身大の明子をリアルに演じ、大泉洋演じる日高先生は、“怖いけど愛おしい”キャラクターを熱演。二人の”ぶつかり合い”は、笑いと涙のジェットコースター!
4. キャスト紹介(役名と役どころ)
4-1.主要キャスト
北見智子(見上愛):本作の主人公で、漫画家を夢見る少女。怠惰な自分と向き合いながら成長していく。
日高健三(大泉洋):明子の恩師となるスパルタ絵画教師。竹刀で“喝”を入れる破天荒な先生だが、実は生徒思い。
4-2.その他のキャスト
北見智子(見上愛):明子の友人。悩みながらも明子を支える存在。
佐藤真理(畑芽育):美大受験を共に目指す仲間。
他にも、神尾楓珠、津田健次郎、大森南朋などの注目キャストが、美大関係者や家族など、明子の人生に影響を与える役どころを演じています。
5. 映画『かくかくしかじか』ロケ地完全ガイド
映画『かくかくしかじか』の舞台は、原作者・東村アキコの生まれ故郷の宮崎をはじめ、金沢・東京の3都市。どのロケ地も物語の重要なシーンに登場します。
5-1.宮崎
東村アキコの生まれ故郷である宮崎では多くの撮影が行われました。
5-1-1.宮崎ガス本社付近
宮崎市にある宮崎ガス本社付近では、2024年4月頃に撮影が行われました。大泉洋に「スーパーカブ」。まるで”どうでしょう”を彷彿とさせるシーンになっています。

□〒880-0835 宮崎県宮崎市阿波岐原町野間311−1
5-1-2.宮崎西高等学校
石崎浜宮崎県立宮崎西高等学校は東村アキコの母校です。もちろん教室のシーンなどを撮影しました。

□〒880-0951 宮崎県宮崎市大塚町柳ケ迫3975−2
5-1-3.宮崎市佐土原町の石崎浜
この映画の印象的なシーンを撮影されました。ここは、アカウミガメの産卵地としても知られています。

□〒880-0212 宮崎県宮崎市佐土原町
5-1-4.若草通商店街
北見智子(見上愛)が友人の北見智子(見上愛)と歩くシーンが撮影されました。

□〒880-0805 宮崎県宮崎市橘通東3丁目3
5-2.金沢
5-2-1.金沢美術工芸大学(旧キャンパス)
こちらも原作者・東村アキコの母校です。明子の美大時代を描いたシーンが撮影されました。
□〒920-0942 石川県金沢市小立野2丁目40−1
5-3.東京
撮影地の詳細は不明ですが、上京後の社会人として働くシーンが撮影されたと予想されます。エキストラの募集から東京港区と千代田区が撮影地となったようです。
6. まとめ : 映画『かくかくしかじか』を見るべき理由
【見るべきポイント】
・東村アキコの実体験をもとにした、笑いと涙の青春ドラマ
・永野芽郁×大泉洋のW主演で、原作の世界観をリアルに再現
・監督・関和亮×脚本・東村アキコの黄金タッグ
・主題歌はMISAMOの「Message」。感動のラストを彩る
・宮崎・金沢を中心としたのロケ地で、物語の臨場感UP
原作ファンも初見の人も、“人生の答え”を見つけられるはず!
映画『かくかくしかじか』は、夢を追うことの苦しさと喜び、そして“恩師との絆”を描いた珠玉のヒューマンドラマです。
青春時代の葛藤や、誰かに背中を押してもらった経験がある人なら、きっと心に響くはず。ぜひ劇場で、あなた自身の“青春”をもう一度体験してください!