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【ネタバレなし】映画『いぬやしき』感想とみどころ

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どうも、こんにちは。ズバ男です!

この記事は映画『いぬやしき』をネタバレなしで紹介するものです。

この映画の自己評価は2.5点(5点満点)です。

CGは素晴らしい出来だったが逆にそれが中途半端な作品にしていた。

人物描写が少なくあまり感情移入出来なかったし、描こうとしている作品のコンセプトが分からなかった。

良い所も多い作品なのになぜコケたのか・・・、見どころやロケ地などを交えて紹介していきますので良ければ最後までお付き合いください。

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出典元:いぬやしき : フォトギャラリー 画像 – 映画.com

【作品情報】

2018年 127分 日本 G

『変』や『GANTZ』で知られている奥浩哉の同名漫画が原作の実写映画です。主演に木梨憲武と佐藤健を迎え、映画『GANTZ』につづき佐藤信介が監督を務めた。


 

【スタッフ&キャストの紹介】

監督佐藤信介

【プロフィール】

広島県出身/1970年9月16日生まれ

1994年、大学在学中に脚本と監督をした短編映画『寮内厳粛』が新人監督の登竜門「PFFアワード」でグランプリを受賞した。それからは自主映画を続けて撮り、『東京夜曲』や『ひまわり』などの脚本を手掛けた。

2001年に『LOVE SONG』で商業映画の監督デビューを果たした。その後は原作のある映画の監督を数多く手掛けている。代表作は『GANTZ』シリーズや『図書館戦争』シリーズ、『アイアムヒーロー』などがある。

『アイアムヒーロー』では国際的な映画賞も数多く受賞し、2019年に大ヒットした映画『キングダム』では日本アカデミー賞・優秀監督賞を受賞している。

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始めの頃は脚本家として評価されていたんですね。後に原作のある作品の映画を多く手掛けるようになり、どんどんと評価されていったようです。

私の印象では作品に当たり外れがあるなという感じですかね。原作がある作品に独自のコンセプトをもたせることが多く、それが原因となっているんじゃないかと思いますね。

原作:奥浩哉

【プロフィール】

福岡県出身/1967年9月16日生まれ

高校時代に小学館新人コミック大賞で佳作となる。卒業後は山本直樹のアシスタントを数年間していて、その後『変[HEN]』で漫画家デビューした。2000年から連載した『GANTZ』がアニメ化、実写映画化される大ヒットとなり、人気漫画家の仲間入りをする。

特徴的なタッチで、3DCGを取り入れた作画を得意としている。

ちょっとエッチな作画が多い印象ですね。

◆おもなキャスト

犬屋敷壱郎(主人公。58歳の老け顔サラリーマン)木梨憲武

獅子神皓(犬屋敷同様機械の体を手に入れた高校生):佐藤健

安堂直行(獅子神の幼なじみ):本郷奏多

◇ 犬屋敷麻理(壱郎の娘):三吉彩花

犬屋敷剛史(壱郎の息子):福崎那由多

犬屋敷万理江(壱郎の妻):濱田マリ

獅子神優子(皓の母親):斎藤由貴

渡辺しおん(獅子神のクラスメイト):二階堂ふみ

萩原刑事:伊勢谷友介

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伊勢谷友介扮する萩原刑事は映画のオリジナルキャラクターです。映画としてまとめるために必要なキャラとなっていましたね。

【あらすじ】

会社や家族から疎外されている、定年を目前に控えた初老のサラリーマン・犬屋敷壱郎。医者から末期がんによる余命宣告を受け、虚無感に襲われた犬屋敷は謎の事故に巻き込まれ、機械の体に生まれ変わる。犬屋敷と同じ事故に遭った高校生の獅子神皓も犬屋敷と同様に人間を超越した力を手に入れていた。自分に背く人々を傷つけるためにその力を行使する獅子神。獅子神によって傷つけられた人たちを救うためにその力を使う犬屋敷。強大な力を手に入れた2人の男たちのそれぞれの思いが激しく交錯していく。(映画.comより引用)

 

【見どころや注目ポイント】

◆同じ力を得た時、対極する2人はなにをするのか?

ある事故によって同じように機械の体を手に入れた2人は、年齢も性格も全く異なるが同じ強大な力を手にします。

存在自体が対極する2人だが、唯一の共通点は”生に対しての絶望”という点だろう。

犬屋敷壱郎は定年間際に念願のマイホームを購入しますが家族に嫌われていることもあり、あまり喜んでくれません。しかもその矢先にガンを宣告されます。家族の反応が気になり言う事もためらっていて、みていてかなり歯がゆいです。完全にネガティブ思考になっていますね。

獅子神皓は母と2人暮らしで、友達も少なく唯一幼なじみの安堂には心を許しているが、自分に興味のないものには極端に無関心で、他人に対しても全く興味がない様子で人生を悲観している。中二病をこじらせた感じですかね。

そんな2人が強大な力を手に入れた時、どのように変化していき、そして何を得るのか・・・、そこがこの作品の最大の見どころでしょう。

 

◆製作費と興行収入は?

製作費は非公開となっているのか不明でした。平均的に邦画の場合、5億以上の製作費を掛けた作品は少なく、10億以上となると年間に1,2本程度になります。本作はCGやVFXを非常に多く使っているので、少なく見積もっても5億以上の製作費は掛かっていると思われますね。

ちなみに邦画で1番製作費が高かった映画は2001年公開の『ファイナルファンタジー』で150億円です。ダントツで一番ですが半分ほどしか回収できず興行的に大失敗しました。当時は映像が綺麗で衝撃的で、作品自体もそこそこ面白かったです。さすがにお金を掛けすぎたのでしょうね。

そして『いぬやしき』の興行収入ですが、約7.5億円です。正直コレたと言っていいでしょう。広告費を入れると赤字になっている可能性は高いですね。

『いぬやしき』は日本のCGやVFXの技術力の高さを感じた作品で、邦画界ではかなりの意欲作だと思っていたので興行収入的に振るわなかったのは残念です。

 

◆ロケ地のまとめ

◇ 獅子神の通う学校として撮影に使われたようです。

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◇獅子神をかばう渡辺しおんの家に特殊部隊が乗り込むシーンを撮影した場所

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獅子神が演説?するシーン

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空中での戦闘シーンはほぼ新宿です。その他も多くのシーンが新宿で撮影されており、映画公開当時(2018年)は「新宿ロケ地&映画応援店舗マップ」なるものを配布していたようです。東京都在住じゃないので知りませんでしたが(苦笑)

【感想とまとめ】

正直なところ、期待外れ感は否めませんでした・・・。

CGやVFXの完成度の高さには満足していますが、逆にそれが作品自体のしきい値を上げる要素になっていると思います。ハリウッドの大作映画と比較してしまうと見劣りしてしまいますので・・・。

主人公の犬屋敷壱郎はまだいいのですが、獅子神の人物描写が少なすぎてキャラクター的に全く魅力を感じませんでした。他のキャストも演技が上手な人が多く、外れがないのに印象が薄い登場人物ばかりでした。その部分はかなり残念です。

佐藤信介監督の近年の作品は原作があるアクション映画が多く(『GANTZ』や『BLEACH』、『キングダム』など)当たり外れが極端にでています。映画『図書館戦争』や『アイアムアヒーロー』をみるかぎり原作を活かすコンセプトづくりが成功していてかなり良かったと思いますが、逆にクサい演技というかセリフ回しの演出がイメージと違い過ぎるところが出るときがあるように思います。

映画『キングダム』は原作を考えるとラスボスはランカイになると思うのですが、坂口拓扮する左慈がラスボス扱いになっていて、山﨑賢人扮す主人公・信とのバトルは圧巻でした。原作も脚本も違うので比較してもしょうがないですが、あんな演出が出来るのになあーってなりましたね。

悪いところばかり書いてしまいましたが全く面白くなかったという事ではなく、非常に惜しい映画だったと思っています。

木梨憲武扮する犬屋敷壱郎は悲壮感が半端なく漂っていて非常に魅力的なキャラクターとなっていたし、獅子神扮する佐藤健も原作のイメージにピッタリだったので良かったと思います。他の出演者も非常に魅力的なキャラクターを演じていてかなり満足出来る点となっていました。

その他にも細かい所では良かった点が多いだけに、コンセプトがブレブレとなっていた印象になりました。

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【自己評価】★★☆☆☆(2.5点)

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佐藤信介監督は今後も漫画原作の映画を多数手掛けるようなので、期待しています!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。