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【ネタバレなし】映画『サバイバルファミリー』感想とロケ地の紹介

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どうも、こんにちは。ズバ男です!

この記事は映画『サバイバルファミリー』をネタバレなし感想と注目ポイントでロケ地など紹介するものです。

この映画の自己評価は3.5点(5点満点)です。

突然電気を必要とするものが動かなくなったという設定モノですが、『ウォーターボーイズ』や『ハッピーフライト』の矢口史靖監督が独特のコメディテイストで描いてあり終始笑顔でほのぼのする作品です。

この記事は極力ネタバレなしで映画の紹介をするものです。すでに観たあなたも まだ観ていないあなたも これを読めばこの作品が120%面白くなります。ぜひ最後まで読んでください。

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出典元:サバイバルファミリー : フォトギャラリー 画像(2) – 映画.com

【作品情報】

2017年 117分 日本 G

『ウォーターボーイズ』や『ハッピーフライト』などの矢口史靖監督が原案、脚本、監督を務めたサバイバルコメディドラマ。

 

【あらすじ】

鈴木家は、父・義之(小日向文世)、母・光恵(深津絵里)、息子の賢司(泉澤祐希)、娘の結衣(葵わかな)の4人家族。ある朝、目を覚ますと突然全ての電化製品が停止しており、鈴木家だけでなく近所中で同じことが起きていた。さらに電車も車もガスも水道も止まってしまい、家族全員途方に暮れる。そこで義之は、東京から出ようと決断し……。(シネマトゥデイより引用)

 

【監督の紹介】

◆原案/脚本/監督

矢口史靖(やぐちしのぶ)

神奈川県出身/1967年5月30日生まれ

2001年『ウォーターボーイズ』が大ヒットしたことで多くの人に名前が知られる存在となった。その後も2004年に『スウィングガールズ』、2008年には『ハッピーフライト』と立て続けにヒット作を出している。

2014年には三浦しをんの小説を原作とした『WOOD JOB!神去なあなあ日常』で今までにあまり例がない林業を題材にした映画を製作して話題となりました。

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矢口史靖監督作品の特徴

普通の人を主人公にした作品が多く、主人公の苗字が「鈴木」がかなり多いのも”普通”にこだわりがあるからだろう。

基本つくる映画は脚本まで手掛けており、題材に関してもかなり調べ尽くされていているようで、そこから生まれる”普通”に面白い作品はリアルなエンターテイメント作品と評価され続けています。

 

【キャストの紹介】

◆鈴木家:主人公となる一家

鈴木義之(会社員):小日向文世

鈴木光恵(義之の妻):深津絵里

鈴木賢司(義之の息子):泉澤祐希

鈴木結衣(義之の娘):葵わかな

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◆斎藤家:途中に出会うアウトドアに精通した一家

斎藤敏夫(夫):時任三郎

斎藤静子(妻):藤原紀香

斎藤涼介(長男):大野拓朗

斎藤翔平(次男):志尊淳

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◆その他

高橋亮三(義之の同僚):宅間伸

佐々木重臣(光恵の父):柄本明

古田富子(米屋の店主):渡辺えり

田中善一(養豚農家):大地康雄

中村里美(賢司の片思いの相手):松浦雅

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主人公である鈴木一家がメインで物語は進んでいくが、途中で出会う人々が個性的でクスッと笑えるエピソードがたくさんあります。そこも本作の魅力のひとつです。

 

【注目ポイント】

◆一番のサバイバルは撮影現場!

タイトルに使われている「サバイバル」という言葉は撮影現場にもあったようです。この映画はなんとオールロケで撮影されているんです。しかもほぼ全てのシーンに鈴木一家が出てきます。

高速道路を自転車で走ったり、 豚を追いかけたり、川に流されたりしています・・・。

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出典元:サバイバルファミリー : フォトギャラリー 画像(15) – 映画.com

CGを使った大作映画と比べると何でもないシーンに見えますが、実際に出演者たちがサバイバル生活を体験しながら演技しているんです。そうやってみると一味違った見方が出来るので一度観たことある人ももう一度観てください。鈴木一家のリアルな演技に笑っちゃいますよ。特に義之扮する小日向文世さんはリアルな喜怒哀楽が演技に出ていてさすがだなと感じました。

 

◆現代人の弱さを「鈴木家」が表現している

現代人にとって一番不可欠なもの・電気が消滅したという設定で物語が進んでいきます。

最初は全員がすぐに元に戻るだろうと安心しているんですが、日に日に状況が怪しくなっていき飲み水や食料は法外な値段で売られたり、奪い合いなんかも起きてしまいます。

そんな状況になった時、平均的な家族・鈴木家はどうやって生きていくのか?家族全員が協力して成長する姿がこの映画の最大の見どころでしょう。

 

◆ロケ地の紹介

・高速道路のシーン:山口宇部道路、宇部スカイロード

山口宇部道路を封鎖するのに山口県警の警部さんに直談判したらしいですよ。

山口県では高速道路のシーン以外にも数多くの場所で撮影が行われました。

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・鈴木家がある団地や賢司が通う大学などのシーン:仙台市内の団地や東北学院大学のキャンパスなど

設定では鈴木家は東京の練馬にある団地らしいが、ロケは仙台市で行われた。

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この映画はセットを使わずオールロケで撮影が行われたようです。

上記以外にも千葉県や鹿児島県、神戸市立須磨海浜水族園や大阪の通天閣など数多くのロケ地で撮影が行われました。全国色んなところで撮影されていて、まさにサバイバルロケとなったようです。

 

【感想とまとめ】

いつもの矢口監督作品らしく、この映画の主人公・お父さん(小日向文世)も普通の人です。

いつもと違うのは題材としているサバイバル設定が少し非現実的な所です。(停電で電力停止はあるが、さすがに車のバッテリーまで動かないというのはファンタジーでしたね)

矢口史靖監督の作品を一度も観たことがなく、予告編だけ観た方はあまりの設定の甘さに驚いたんじゃないでしょうか。サバイバル映画といっても矢口監督テイストが効いていますので、バッテリーの設定なども気にするんじゃなく笑っちゃうレベルで観るのがおすすめな鑑賞方法ですよ!

そうすれば気軽に観れて笑っちゃうシーンが沢山あり、矢口史靖ワールドの魅了にどんどんとハマっていくと思います。

”普通”で面白い映画こそが矢口史靖監督作品の真髄です!

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【自己評価】★★★☆☆(3.5点)

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最後まで読んでいただきありがとうございました。