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映画『LUCY/ルーシー』ネタバレあらすじで徹底解説

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どうも、こんにちは。ズバ男です!

この記事は映画『LUCY/ルーシー』をネタバレありであらすじに沿って徹底解説していくものです。

この映画はいかにもリュック・ベッソン監督の映画という感じで、スタイリッシュな映像と軽快なアクションシーンが多く、後半になるにつれてその独特な世界観に引きこまれていきます。さらにラストは加速度的にあっという間に駆け抜ける作品でした!

”ネタバレ”を多く含む記事なので未鑑賞の方はご注意ください

【完全ネタバレあり あらすじ】

完全にネタバレしながらストーリーに沿って徹底解説していきます。感想も交えながらの紹介なので気軽に読んでくださいね。ネタバレはピンク色元ネタは緑色感想は青色》で色分けしてあります。

※ここからは本当にネタバレなので映画を観てない方は注意してくださいね
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スカーレット・ヨハンソン演じるルーシーは台湾に留学中のアメリカ人です。

ある日ルーシーは恋人のリチャードにアタッシュケースをホテルにいるチャン氏に渡してくれと頼んできました。報酬が1000ドルというのにもルーシーは胡散臭さを感じて断りますが、リチャードはなぜかなかなか引き下がりません。ここのリチャードのしつこさがものすごくて笑えます。絶対怪しい感じですもんね。

そこでリチャードは「博物館で人類最初の女性とされるルーシーをみた」と戯言を言っています。このシーンはひとつの伏線となっています ルーシーは頑なに断るので、リチャードはルーシーの手首とアタッシュケースに手錠を掛けました。

まんまとハメられたルーシーはホテルのロビーで言われた通り、チャンを呼び出しました。するとそこに黒ずくめのチャンの手下たちが現れ、外にいたリチャードを撃ち殺しました。リチャードはあっという間に死んでしまいましたね するとそのままルーシーは手下たちに連れていかれました。

ルーシーが連れてこられたのは韓国マフィアのチャンの部屋でした。そこには死体らしきものがあります。怖がっていると顔に血の付いたチャンが現れました。めちゃくちゃ悪人らしい登場ですよね

そんなチャンの姿をみたルーシーはチャンの言うとおり、アタッシュケースを開けるとそこには青い薬が入っていました。中身はCPH4という薬です その薬を薬物中毒らしい男に試させるとその効果を確認したチャンはルーシーに新たな仕事を依頼する。

ルーシーは頑なに断っていると、しびれを切らしたチャンに殴られ気絶してしまう。チャンの気性荒すぎ…..

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ノーマン博士の講義のシーン。

人間の脳は10%足らずしか使われておらず、もし40%が使えたら他者を意のままに操ることが出来、それを超えるとSFの世界になると説明している…。

脳の10%神話についてめちゃくちゃ熱弁しています。この説には色々懐疑的な意見も多く、今では半分以上が都市伝説化しています。一昔前は完全に信じられていた説でこの設定で色んな作品がつくられましたよね。例えば北斗の拳なんかもこの設定が当てはまった内容でした。この頃の子供は完全に信じていましたもんね(笑)

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ルーシーが目覚めると腹部に包帯が巻かれていました。気を失っているあいだに腹部にCPH4を入れられた

ルーシーの他にも男3人が同じように腹の中にCPH4を入れられたようで、ルーシーを含めて4人は運び屋として強制的に指定された国に行くことになりました。

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ルーシーは囚われましたが反抗的な態度だったので腹部を思いっきり蹴られてしまします。この時に腹の中の薬の袋が破れ、CPH4が体内に流れ出してしまいます…。のたうちまわるルーシーは天井に浮いている…。謎の演出でした(笑)

体の中から”何か”が覚醒してくるのを感じたルーシーは見張りの男たちを次から次へ倒しまくり、脱出に難なく成功しました。覚醒した力のせいかめちゃくちゃご飯食べるんですが、ここの演出が悟空やルフィを彷彿とさせる感じで面白かった

タクシーで病院へ向かうルーシーは遠くでしゃべる人の会話を認識したり、今までしゃべれなかった言語も理解できることに気が付きます。

病院に着くと手術中の患者を瞬時に診断し助からないのを認知すると、持っていた銃でその患者を殺し、代わりに自分の腹に残った薬(CHP4)を摘出してもらうよう指示した。今まであった感情も薄れてきた感じです。感情が少し残っている間に母親に電話するシーンはルーシーの人間らしい行動のひとつでしたね

薬の存在を医者から告げられ、自分の余命も残りわずかと知ったルーシーは残りの薬を回収するため、チャンの元へ向かいました。

チャンはエステ?をしている途中だったようで両目にきゅうりパックをしながら、タトゥーを入れていました。出た!マフィアのボスらしい定番のシーンです。ここからのルーシーの行動はめちゃくちゃ怖いです ルーシーはいきなりチャンの両手をナイフで串刺しにして頭に手をつけて、チャンの脳内から、残りの3人の運び屋の行先を読み取りました。こんなことできるんだったら串刺しまでしなくていいのに…(笑) 行き先はローマ、ベルリン、パリです

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ルーシーが自分のアパートに戻ると、ルームメイトのキャロラインがいました。ルーシーはハグするだけでキャロラインの身体の悪い所を感知しました。そして、身体についてアドバイスすると、キャロラインは不思議そうにルーシーを見るのでした。そりゃそうです、普通ではないですもんね。

インターネットでノーマン博士の存在を知ったルーシーは、ノーマン博士のいるホテルの部屋に電話して今の状況について話しました。ノーマン博士も最初は信用していませんでしたが、テレビなどにルーシーの顔が映し出されたのを見て、会う約束をしました。他人の身体を操作したり、電波を使ったものは自由自在に扱うことが可能となっていました この時の脳内覚醒は28%。

ルーシーは100%まで覚醒して得た知識を残すためにノーマン博士の元へ向かいます。

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ルーシーは残り3人の運び屋を捜すため、フランス警察のデル・リオ警部に電話を掛け、自分の存在を信用させるため近くに赤いペンがあることを当てます。それを指摘されたデル・リオは半信半疑ながらも各国の警察に3人の手配書を送信して協力を依頼しました。この刑事役の人はフランス映画によく出てくるタイプの人ですよね

デル・リオの協力で何とか3人の運び屋を確保することに成功しました。この時の脳内覚醒は40%。

ルーシーは飛行機でパリに向かいます。機内でのPCの高速操作に隣のおっさん唖然とする。”あんぐり”とはこの事か(笑) めちゃくちゃ凄味があるPC操作なのでCAに怒られますが、逆切れしたルーシーはCAの鼻から鼻血を出させ追い返します。念みたいなものかな?

ルーシーはシャンパンを飲むと歯が抜け落ち、咳をするとさらに歯が抜け落ちてしまいます。身体がついていってないようです 隣のおっさんはさらにあんぐり(爆笑)

身体に異変が出始めたルーシーはトイレの個室にこもり、残りの薬を摂取しなんとか元の身体に戻らせます。そこでルーシーは気を失ってしまう…。なぜ薬を飲んで身体が元に戻ったかは不明ですね この時の脳内覚醒50%。

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ルーシーはパリの病院で目を覚まします。デル・リオ警部と病院関係の人がルーシーについて喋っています。ルーシーに事情を聞きたいんでしょうね

いきなり目覚めたルーシーに看護師は驚きます。デル・リオ警部はルーシーを制止させようと銃口を向けますが、自分以外の人が倒れ、銃から弾が落ちこぼれたのでびっくりしています。何が起きているか理解できずにいる様子ですが、かなりやばい状況だという事は理解したようでルーシーに協力するようになります。半強制的です(笑)

残りの運び屋を確保してある場所に移動しようとルーシーはデル・リオ警部と車に乗りこみます。その道中、ルーシーは人々が携帯電話で通話している中から(糸のような光)韓国マフィアグループ(チャン)のものを捜しだし、その内容を察知します。完全に人智を超えた存在になっていますね

運び屋の移送先でチャンの手下たちは運び屋から残りの薬を採取しようと腹の中の薬を取り出そうとしています。そこにルーシーが現れ、途中で何か察知した手下たちは武器を携えルーシーに襲い掛かりますが、ルーシーは”力”を使って男たちを簡単に倒していきます。まるでX-MENに出てきそうな技を使いだしました

ルーシーは残りの薬を確保するとデル・リオ警部と再び車に乗り込みました。デル・リオ警部はルーシーのあまりの能力に自分は要らないのでは?とたずねますが、ルーシーはデル・リオ警部にキスをし、「思い出に」と言い協力をお願いした。この行動もルーシーに残っていた人間らしい行動なんでしょうね

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ノーマン博士はルーシーを迎えるため、各分野の研究者たち4人を集めていました。早速ルーシーは自分の能力を示すため、研究者たちの過去について暴いていきます。 それを目の前にした研究者たちは驚きながらも納得した様子です。

ルーシーは研究者たちに自分が得た知識について語り始めました。しかし、それは人間には理解不能なことも多かったのです。そのため自らがコンピューターの様になり、全てをダウンロードしたメモリーをノーマン博士に託すというのです。自分の命はそこで絶えると知りながら…。随所に人間らしさを見せるルーシーに不思議な感情を抱きました

チャンたちマフィアグループに包囲され、時間がないルーシーは残っていた薬を全て摂取し、自分をコンピューターに変え一気に異形な姿になっていきました。このあたりの映像表現は好みが分かれそうですね ここから一気に脳内覚醒100%にいきます。

その異形なコンピューター(ルーシー)から一個のUSBメモリーのようなものが飛び出したのでそれをノーマン博士は受け取りました。

そこに入ってきたデル・リオ警部は彼女を捜しますが見当たりません。すると携帯電話の画面に「I am everywhere」というメッセージが送られてきました。ルーシーは目に見えない世界(コンピューターの世界)に入っていったとうことなんでしょう ちょっとホラーなラストでもありましたね

(完)

 

 

【作品情報】

2014年 89分 フランス PG12

2014年に公開されて興行収入的には成功を収めたが、批評家には賛否両論ある映画となった。そのひとつの理由に”脳の10パーセント神話”に基づく描かれ方が独特だったため色んな意見がでた。

全体の総評としては大人気女優のスカーレット・ヨハンソンの演技が高く評価され、リュック・ベッソン得意の女性キャスト作品の成功例のひとつです。

スタッフの紹介

監督/脚本:リュック・ベッソン

製作:ビルジニー・ベッソン=シラ

製作総指揮:マーク・シュミーガー

撮影:ティエリー・アルボガスト

美術:ユーグ・ティサンディエ

衣装:オリビエ・ベリオ

音楽:エリック・セラ

撮影:ティエリー・アルボガスト

キャストの紹介

緑が役名、黒が俳優名、青が日本語吹替版の声優名
ルーシー(主人公):スカーレット・ヨハンソン/佐古真弓

ノーマン博士(脳科学者):モーガン・フリーマン坂口芳

Mr.チャン(マフィアのボス):チェ・ミンシク

ピエール・デル・リオ(フランス警察の刑事):アムール・ワケド清水明彦

リチャード(ルーシーの彼氏):ピルー・アスベック飛田展男

イギリス人(ルーシーに麻薬を埋め込んだ男):ジュリアン・リンド=タット後藤敦

キャロライン(ルーシーのルームメイト):アナリー・ティプトン庄司宇芽香

最後まで読んでいただきありがとうございました。