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貴志祐介原作の映画【おすすめランキング】 

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どうも、こんにちは。ズバ男です!

今回は『貴志祐介原作の映画おすすめランキング』ということで、小説家・貴志祐介さんの小説を映画化したもの”全ての中から”ランキング形式で紹介していきます。

良ければ最後までお付き合いくださいね。

※ランキングは私の独断と偏見によるものですので予めご了承ください。

【貴志祐介さんの紹介】

[プロフィール] 

大阪府出身/1959年1月3日生まれ

 

[代表作]

『十三番目の人格(ペルソナ)-ISOLA(1996)』、『黒い家(1997)』、『青の炎(2000)』、『新世界より(2008)』、『悪の教典(2010)』など

 

[経歴]

貴志祐介さんは子どもの頃から読書が大好きで、特にSFやミステリーを好んで読んでいたようです。

京都大学在籍のころに投稿をはじめたようですが、就職(朝日生命保険)してからしばらくは執筆はしてなかったようです。

 

30歳になって再度執筆するようになり、それに専念するため会社を退社しました。

当時大ヒットしていた鈴木光司さんの『リング』を読んだことに影響されたようで、ホラー作品の可能性を見出していったようです。

 

その後1996年に『十三番目の人格(ペルソナ)-ISOLA』で作家デビューすると、1997年の『黒い家』で日本ホラー小説大賞の大賞を受賞しました。

その後もホラー作品を中心に数多く発表していますが、『青の炎』や『ガラスのハンマー』でミステリー作品、『新世界より』ではSF作品を発表するなど色んなジャンルの作品も手掛けるようになっています。

 

[作風]

・描くジャンルはホラーや本格ミステリー、SFなど多岐にわたる。

・単純なホラーではなく人間の心の闇を描いた作品が多く、その卓越した心理描写は随一です。それに加えて独特なミステリー的感性で物語のなかに多くの伏線が仕掛けることがあり読者を一瞬たりとも飽きさせません。

・作品ごとに作風が違うのも特徴で”パターン化”したものが無いです。読むたびに違った印象を受ける。

 

 

【 ランキング5位~1位】

5位『ISOLA 多重人格少女』


2000年 94分

◆監督/脚本・・・水谷俊之

◆脚本・・・木下麦太

◆主要キャスト・・・木村佳乃/黒澤優/石黒賢/手塚理美/渡辺真起子

 

【あらすじ】

他人の感情が読めるという特殊な能力を持つ由香里は阪神・淡路大震災で被災した神戸にボランティアとして訪れていた。そこで出会ったのは多重人格障害を持っていた少女・千尋だった。千尋はある事がきっかけで13人もの人格を有することになっていたが、由香里の熱心な問いかけに心を通わせるようになる。しかし対話をするにつれて、その中で最も恐ろしい思考を持つ”ISOLA”という人格の存在に気づく。

 

【映画情報サイトの評価】

Filmarks 2.2点

映画.com 3.0点

YAHOO!映画 1.8点

 

【短評】

貴志祐介さんのデビュー作を原作にした作品で、初期の作品らしいホラーテイストが強めのミステリーホラーとなっています。 公開当時『リング 0 バースデイ』と同時上映されました。

阪神淡路大震災が背景にされておりナイーブな内容も多く含まれているので鑑賞には注意が必要です。

超能力に多重人格を題材にしてあり、面白そうな設定なのだが いかんせん人物描写がほとんど描かれておらず物足りない作品となってしまった。

原作を読んでからの鑑賞だと内容が理解出来るが、映画単体だとほぼ内容が理解できないと思う。

貴志祐介さん独特の人間の奥深い怖さが全く伝わってこなかったが残念です。

Jホラー好きなら観てもいいかもです。

 

 

4位『黒い家(2007)』


2007年 104分 R15+

◆監督・・・シン・テラ

◆脚本・・・イ・ヨンジョン

◆主要キャスト・・・ファン・ジョンミン/カン・シニル/ユソン/キム・ソヒョン

 

【あらすじ】

保険会社で働くジュノはある日、自殺志願者らしき顧客から「自殺でも保険金が支払われるか?」という相談を受ける。数日後、彼は全く面識のない顧客から名指しで家へ来るよう言われ、自宅を訪れるとそこではとんでもないことが起きていた。

 

【映画情報サイトの評価】

Filmarks 3.3点

映画.com 3.4点

YAHOO!映画 3.2点

 

【短評】

1999年に公開された日本版のリメイクとして韓国で製作されたものです。韓国内では公開1週間で観客動員数100万人を突破する大ヒットとなりました。

日本版と少しだけ設定が違うがほとんど同じです。全体的に韓国版はホラー色が強くでていますが、日本版には大竹しのぶが出てますから…怖いですよ。

日本版と比較しても甲乙つけがたい良作で未鑑賞の方は是非どうぞ!

 

 

3位『青の炎』


2003年 116分

◆監督/脚色・・・蜷川幸雄

◆脚色・・・宮脇卓也

◆主要キャスト・・・二宮和也/松浦亜弥/鈴木杏/中村梅雀/山本寛斎

 

【あらすじ】

高校生の秀一にはどうしても殺したい男がいた。それは母が10年前に別れた男・曾根だ。曾根が家に居候するようになってからは、それまで平和だった暮らしが一変してしまった。態度が悪く母に暴力を振るい、妹にまで手を加えようとしていたのだ。そんな曾根から家族を守るため、彼はある計画を練り始めた。その計画は完璧なものだったのだが…。

 

【映画情報サイトの評価】

Filmarks 3.3点

映画.com 3.2点

YAHOO!映画 3.3点

 

【短評】

サスペンス要素が強めで少し青春ドラマが混じったミステリー作品となっています。

主演の二宮和也と松浦亜弥が若く、青春ドラマのような心理描写もありながらしっかりとしたミステリー作品にまとめられている。

監督である蜷川幸雄の作品だけあって演劇を思わせるような演技と誇張した演出の妙が光っていて完成度が高い映画です。

長編小説が原作のため全ての内容を描ききれてはいないが、1本の作品として上手く脚色してあり、よくまとめ上げられた映画となっています。

 

 

2位『黒い家』


1999年 118分

◆監督・・・森田芳光

◆脚本・・・大森寿美男

◆主要キャスト・・・内野聖陽/西村雅彦/田中美里/小林薫/大竹しのぶ

 

【あらすじ】

金沢で保険会社に勤める岩槻慎二は毎日忙しい生活を送っていた。そんなある日、岩槻は電話で自殺でも保険が適用するのかという相談を受ける。不審に思った岩槻だが親身になって思いとどまるようになだめた。しかし、相手はこちらの名前を確認すると一方的に電話を切ったのだ。その翌日、その女性の家を訪れるとそこにはとんでもない惨状が待ち受けていた…。

 

【映画情報サイトの評価】

Filmarks 3.6点

映画.com 3.7点

YAHOO!映画 3.4点

 

【短評】

大竹しのぶの狂気な演技が光るというか、トラウマレベルに怖い大竹しのぶに尽きる作品です(笑)

映画としても上手く映像化した良作となっていて、小説とは違う怖さがある作品に仕上がっています。少し残念なのは人間の奥深い恐怖を描く心理描写がもっとあれば完璧でした。

視聴する際はボリューム設定に気をつけてくださいね。セリフが大きく聞こえるボリュームだと一部分でとんでもない音量になりますので。

ちょっと笑えるシーンもありますが、基本怖い映画の部類に入ると思いますので苦手な方の視聴は注意してくださいね。

大竹しのぶの怖さに恐れおののきますんで…。

1位『悪の教典』


2012年 129分 R15+

◆監督/脚本・・・三池崇史

◆主要キャスト・・・伊藤英明/二階堂ふみ/染谷将太/林遣都/山田孝之

 

【あらすじ】

高校教師・蓮見聖司は生徒や学校、PTAからの高い評価と人気を集めていた。しかし、そんな彼には裏の顔があった。他人への共感能力が皆無な反社会性人格障害であり、自分にふりかかるトラブルを排除知するため殺人を繰り返していたのだ。ある時些細なミスを犯した彼はそれをも隠そうとクラス全員を殺すことを決める。

 

【映画情報サイトの評価】

Filmarks 3.6点

映画.com 3.8点

YAHOO!映画 3.9点

 

【短評】

設定的にかなり衝撃的な内容だったので公開当時はかなり話題になりました。三池崇史監督にしては、グロ映像は少なめなので物語の内容や役者さんたちの演技に集中できます。そこがかなり救いです…。

ただ原作がかなりの長編なので内容自体がかなり端折っており、主人公の伊藤英明扮する蓮見聖司の人物描写や背景を描ききれていないのが残念な点でした。

生徒役の役者さんたちは今ではかなり活躍されている人ばかり出ているので、その点だけみても楽しめる作品となっていますよ。

主人公が狂ったサイコパスで普通の人には理解できない内容を含む映画なので、この手の作品が苦手な方や若い方(10代)などの視聴には十分配慮した方がいいでしょうね。

話題性だけでなく、伊藤英明のサイコパス演技は素晴らしくよかったし、内容もコンパクトにまとめてありエンタメ要素が高い映画に仕上がっていました。胸糞映画には違いないですが…(笑

続編も期待される作品となっているので今後にも注目ですね。

 

 

【まとめ】

いかがでしたか?

貴志祐介さんの小説は人間が持っている奥深くにある恐怖を描いたものが多く、読者を恐怖のどん底に陥れる程の心理描写がすばらしい作家さんです。

映像化された作品にはまたそれとは違った怖さを感じるものがありました。

 

これはどの小説原作映画にも言えるのですが、その小説がもっている魅力を全て映像化するのは不可能で、しかもおよそ2時間という時間の中で全ての人が感じたものをそのまま表現するなど無理ですよね。

 

しかし、映像化された映画には映画にだけある魅力も存在しています。

なので原作となった小説と合わせることでひとつの作品を色んな角度で何度でも楽しむことが出来るんだと思います。

 

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貴志祐介さんの小説で私がおすすめするのは、映画化された中だと『黒い家』です。この本を読んだのはまだ学生のときでしたが、怖すぎてなかなかページをめくることができなかったことを覚えています。

怖いもの好きにはおすすめですよ。

 

あと映像化はされていませんが『天使の囀り』もトラウマレベルの怖さがある小説です。

怖いのに強い方以外は読まないほうがいいかもです。本気で怖いですがおすすめですよ。

 


今後も違う小説家さんで勝手にランキングをしたいと思いますので、その際は是非読んでくださいね!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。