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角田光代原作の映画【おすすめランキング】 

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どうも、こんにちは。ズバ男です!

今回は『角田光代さんが原作の映画 おすすめランキング』ということで、小説家・角田光代さんの小説を実写映画化したもの”全ての作品の中から”ランキング形式で紹介していきます。

最後までお付き合いください!

※ランキングは私の独断と偏見によるものですので予めご了承ください。

【角田光代さんの紹介】

[プロフィール] 

神奈川県出身/1967年3月8日生まれ

 

[代表作]

『キッドナップ・ツアー(1998)』、『対岸の彼女(2004)』、『八日目の蝉(2007)』、『Presents(2008)』、『紙の月(2012)』など

 

[経歴]

早稲田大学の在学中に彩河杏の名義で『お子様ランチ・ロックソース』というジュニア小説でコバルト・ノベル大賞を受賞する。

大学卒業1年後(1990年)に『幸福な遊戯』で海燕新人文学賞を受賞し、角田光代名義としてデビューしました。

 

2005年『対岸の彼女』で直木賞、2007年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、2011年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、2012年『紙の月』で柴田錬三郎賞、同年『かなたの子』で泉鏡花文学賞、2014年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞、2021年『源氏物語』訳で読売文学賞と、本当にこれでもかと言うほどに賞を取りまくっています。

最近だと文学賞の選考委員なども務めていますね。

 

中でも転機となったのが2005年『対岸の彼女』での直木賞受賞。そして映画になった『紙の月』と『八日目の蝉』が話題となり、大ヒットしたことでしょうね。

誰もが知る作家さんのひとりとして活躍しています。

 

[作風]

・日常にあるリアルを描いた作品が多く、人と人との絶妙な関係の変化を描くのが秀逸です。特に女性の心理描写には多くの人が心動かされるほど共感すると評価されています。

・恋愛小説を書くことが多いが『八日目の蝉』のような衝撃的な内容のものもあり、最近では『源氏物語』の翻訳をするなどかなりマルチに活躍しています。

・エッセイも数多く執筆しており、小説家ならではの観察眼で書いたものは味わい深く高揚感さえ与えます。

 

 

【 ランキング8位~1位】

8位『真昼の花』

 

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出典元:https://eiga.com/movie/41257/gallery/

 

2005年 94分

◆監督・・・秋原北胤(あきはらほくいん)

◆脚本・・・落合雪恵

◆主要キャスト・・・森下千里/小林桂/黒田アーサー/梅津和時/伊藤裕子

 

【あらすじ】

母と兄の3人で平穏に暮らしていた「私」。ある日、兄がバックパッカーとなり沖縄にいくことになる。その後母が急死してしまい、ひとりとなった「私」はOLとして生きていくことに疑問を抱き、兄を追い沖縄へ行くことにした。バックパッカーとなった「私」は気ままに生活していたが、ある日謎の女に出会い、その後有り金をなくした「私」は世間から隔離された場所へたどり着くのだが…..。

 

【映画情報サイトの評価】

Filmarks

映画.com -点

YAHOO!映画 3.0点

 

【短評】

東芝が運営するブロードバンドサービスサイト「Toshiba Web Street」の第9弾として 全20回で配信されたのち劇場公開されたものです。

兄を追って沖縄にきた「私」が様々な人たちと出会い成長していく姿を描いたロードムービー。

沖縄の綺麗な景色も見どころのひとつとなっていますね。

出演しているキャストも個性的でなかなか面白いですよ。

 

 

7位『Presents うに煎餅』

2007年 45分

◆監督・・・石井貴英

◆脚本・・・児玉頼子

◆主要キャスト・・・戸田恵梨香/平岡祐太/黄川田将也/秋田真琴

 

【あらすじ】

主人公の羽月は憧れていた文房具メーカーで働き始めて1年になるが毎日雑用ばかりでうんざりしていた。そんな彼女には留年を重ねていた彼氏がいたが二人の関係は上手くいっていなかった。そんな時合コンで出会った年上の男・安田に出会い、羽月は次第にひかれはじめる。

 

【映画情報サイトの評価】

Filmarks 2.9点

映画.com 2.0点

YAHOO!映画 3.0点

 

【短評】

短編集『Present』の映画化第2弾で主演は今では誰もが知る女優になった戸田恵梨香です。

めちゃくちゃ若くてファッションも少し古い感じが逆に新鮮でしたね。

雪のシーンが印象的でほろっとしますよ。

ハマる人にはハマる映画でオープニングの戸田恵梨香は必見です!

6位『Presents 合鍵』


2006年 45分

◆監督/脚本・・・日向朝子

◆主要キャスト・・・広末涼子/玉山鉄二/有村実樹/安田顕/真山明大

 

【あらすじ】

編集プロダクションで働く由加里には8年もの間交際している彼氏・博明がいる。しかし二人はお互いに仕事が忙しいのを理由になかなか会えずにいた。そんな時由加里か博明から別れ話を切り出される。

 

【映画情報サイトの評価】

Filmarks 2.9点

映画.com 2.1点

YAHOO!映画 3.2点

 

【短評】

短編集『Present』の映画化第1弾でキャストが広末涼子×玉山鉄二と豪華な作品です。

主演の広末涼子がフラれるある意味画期的な映画でした(笑)

一本の作品としては短く内容もあっさりしているので、『うに煎餅』と合わせてみると2倍暖かい気持ちになる作品になりますよ。

広末涼子の泣き演技は必見ですよ!

5位『月と雷』

2017年 120分 R15+

◆監督・・・安藤尋

◆脚本・・・本調有香

◆主要キャスト・・・初音映莉子/高良健吾/藤井武美/黒田大輔/草刈民代

 

【あらすじ】

幼いころに母親が家出をし、普通の家庭を知らずに育った泰子だが婚約者が出来、亡くなった父が残した家でそれなりに幸せな生活を送っていた。そんな毎日を送っていた泰子の前に現れたのは父の愛人の息子の智だった。その智との出会いで泰子の生活は大きく変わっていく。

 

【映画情報サイトの評価】

Filmarks 3.2点

映画.com 3.2点

YAHOO!映画 3.1点

 

【短評】

高良健吾がなかなかのダメ男を演じていて、いつもの印象と違って新鮮だった。

父親の愛人役を演じた草刈民代もなかなかのハマり役だったが、主演の初音映莉子が惜しかったかなーという印象を受けた。

あまりにも静かな印象になりすぎていた。

全体に淡々と話が進んでいくので、こういった作品は好みが分かれそうですね。

個人的にはもう少しアップテンポな展開があれば良かったかなと思いました。

全てが主演の初音映莉子の演技が合うか合わないかにかかった作品となっていた。

4位『空中庭園』

2005年 114分

◆監督/脚本・・・豊田利晃

◆主要キャスト・・・小泉今日子/板尾創路/鈴木杏/広田雅裕/國村隼

 

【あらすじ】

東京郊外で暮らす一見幸せそうな京橋家には「隠し事をしない」というルールがあった。しかしそんな家族にもそれぞれ秘密があった。ある日、子供の家庭教師として現れたのは父・貴史の愛人であるミーナだったのだ。それをきっかけに家族の秘密が明らかになっていき…..。

 

【映画情報サイトの評価】

Filmarks 3.4点

映画.com 3.0点

YAHOO!映画 3.4点

 

【短評】

物語は静かな前半から一転後半は最悪にぐちゃぐちゃになっていきます。映像自体も少しグロいので鑑賞には少し注意が必要ですね。

ちょっと元気な時に観てください(笑)

狂気すら感じる演出と不気味なシーンの数々、そしてラストも…..。

映画のみの鑑賞だと受ける印象が人によって大きく変わるなかなかの衝撃作となっています。

鑑賞後は原作も読んでみましょう!

3位『紙の月』

2014年 126分 PG12

◆監督・・・吉田大八

◆脚本・・・早船歌江子

◆主要キャスト・・・宮沢りえ/池松壮亮/大島優子/田辺誠一/近藤芳正

 

【あらすじ】

バブル崩壊後の1994年、銀行で契約社員として働く梨花は丁寧な仕事ぶりで顧客や上司など周りからの評価が高く、何不自由ない生活を送っているように見えるが夫の自分への無関心さに虚しさを感じていた。そんな中で年下(大学生)の光太と出会うと梨花は軽い気持ちで顧客の金に手をつけてしまう。その行為が次第にエスカレートしていき…..。

 

【映画情報サイトの評価】

Filmarks 3.5点

映画.com 3.4点

YAHOO!映画 4.0点

 

【短評】

主演の宮沢りえはもちろんですが出演する全ての役者さんの演技が素晴らしく良かった。

なかでも小林聡美の演技は鬼気迫るもので鳥肌が立ち、目が離せませんでした!

堕ちていく人間の様をかなり美化されてはいるが怖いほどリアルに描いており、終盤の宮沢りえの表情には恐怖さえ感じました。

人間の欲望を描いた本当の恐怖映画でした。

2位『愛がなんだ』

2019年 123分

◆監督・・・今泉力哉

◆脚本・・・澤井香織/今泉力哉

◆主要キャスト・・・岸井ゆきの/成田凌/深川麻衣/若葉竜也/江口のりこ

 

【あらすじ】

アラサーで会社員のテルコはマルモに出会って以来マルモ一色の生活を送っていた。職場の人や友人から冷ややかな目で見られてもマルコの事を最優先していた。しかしマルモにとってテルコは完全に都合のいい女でしかなかった。そんなある日テルコがマルモの部屋にとまったことをきっかけに2人の距離は急接近したようにみえたのだが、突然マルモからの連絡が途絶えてしまう。

 

【映画情報サイトの評価】

Filmarks 3.7点

映画.com 3.7点

YAHOO!映画 3.5点

 

【短評】

普通とは違ったテルコのマルモへの感情だが、その感情が本当にマルモへ向けた「愛」なのか またはそれとは違う感情なのか、観ている側は客観視できるので共感しやすいがリアルだったら恐怖すら感じてしまうと思う。

ロングテイクが多くメインキャスト2人の演技力が際立つ演出は良かった。

終始「愛がなんだ」と考えてしまう作品でした。

1位『八日目の蝉』

2011 147分

◆監督・・・成島出

◆脚本・・・奥寺佐渡子

◆主要キャスト・・・井上真央/永作博美/小池栄子/森口瑤子/田中哲司

 

【あらすじ】

希和子は自らが望んで子供を産めないため不倫相手の子を誘拐して育てる。しかしその生活も4年で終わる。実の家族と生活する恵理奈菜はその生活にわだかまりを感じていた。そして大学生になった恵理菜は家庭を持つ男の子を妊娠してしまうことになる。

 

【映画情報サイトの評価】

Filmarks 3.6点

映画.com 3.7点

YAHOO!映画 3.9点

 

【短評】

加害者視点で描かれた作品なので、加害者の立場に感情移入しやすくなってしまいますが本当の愛や幸せについて考えさせられる作品でした。

悪いことしてしまった立場なのにその愛の純真さに心から泣きました。

井上真央の淡々とした表情に何か色んな思考が読み取れて、観れば観る程辛くなる作品ですがこれからも何度も観たくなる作品です。

法という社会のルールの上で人間の感情が完全に縛られないと分かると同時にその過酷な現実に絶望さえ感じる重〜い作品です。

これも元気な時に観てくださいね。

【まとめ】

いかがでしたか?

角田光代さんの書く作品はひとつに恋愛小説といっても、人間が持つ色んな感情を巧みに描き登場人物の息づかいさえ感じるリアルな物語が多いです。

そのリアルさに思わず共感し、物語にどんどん引き込まれていきます。

 

実写化された作品は若干原作とイメージが違ったものもありますが、いろんな恋愛や感情を日常と照らし合わせた描写とセリフ回しで、女性の強さを上手く表現しようとする作品が多く有りました。

また受け取り方でいろんな感想を持つことが出来る作品もありましたね。

 

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角田光代さんは長編だけじゃなく短編小説もおすすめです。なかでもおすすめなのが『さがしもの』です。

本にまつわる9つの物語をかいた本で、本好きの角田光代さんならではの作品となっています!是非試してくださいね!!

 

今後も違う小説家さんで勝手にランキングをしたいと思いますので、その際は是非読んでくださいね!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。