「事故物件に住むなんて、普通は絶対イヤですよね?」
『事故物件ゾク 怖い間取り』は、実際に事故物件に住み続ける芸人・松原タニシの体験を元にした、リアルで怖いけどどこかユーモラスなホラー作品。
主演はSnow Manの渡辺翔太、監督はあの『リング』の中田秀夫。前作を超えるスケールとゾクゾク感で、あなたの「お部屋選び」に新たな基準が生まれるかも…?
本記事では、映画をこれから観る方のために、原作の魅力から映画の見どころ、キャスト、ロケ地まで、徹底的に深掘りしてご紹介します。
1. 原作の魅力
1-1.原作のリアル怪談パワー
『事故物件ゾク 怖い間取り』は、松原タニシによるノンフィクション怪談集『事故物件怪談 恐い間取り』シリーズが原作です。
松原タニシは「事故物件住みます芸人」として、実際に数々の“いわくつき”物件に住み、体験した怪異を間取り図付きで紹介。シリーズは累計50万部を突破し、「本当にあった話」ならではのリアルな恐怖がSNSや口コミで爆発的に拡散され、社会現象化しました。
1-2.前作の大ヒットと社会現象
2020年公開の前作『事故物件 恐い間取り』は、興行収入23.4億円を記録し、21世紀邦画ホラー最大のヒットに。
主演・亀梨和也の熱演と、実話ベースの恐怖が話題となり、「事故物件」という言葉が一気に広まりました。今作はその続編として、さらにスケールアップした恐怖と謎が描かれます。
1-3.オリジナル要素と“ゾク”の進化
今作では主人公も新たに、物件も怪奇もパワーアップ。前作を超える「ゾクゾク」する恐怖体験と、事故物件の“謎”に迫るミステリー要素も加わり、ホラー好きもミステリー好きも楽しめるバランスに進化しています。
2. 映画『事故物件ゾク 怖い間取り』の基本情報
2-1.あらすじ
タレントを夢見る桑田ヤヒロは、福岡から上京し「事故物件住みますタレント」として活動を始めることに。テレビやSNSのネタ欲しさに、「必ず取り憑かれる部屋」「いわくつきの古旅館」「降霊するシェアハウス」など、数々の事故物件を転々とするヤヒロ。しかし、優しすぎて憑りつかれやすい体質の彼には、次々と怪奇現象が襲いかかる。やがて彼は、事故物件に秘められた謎と想像を絶する恐怖に直面することになる。
2-2.制作スタッフ
監督 | 中田秀夫 |
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原作 | 松原タニシ |
脚本 | 保坂大輔 |
エグゼクティブプロデューサ | 吉田繁暁 |
企画・プロデュース | 新垣弘隆 |
プロデューサー | 宇高武志/柳田裕介 |
撮影 | 今井孝博 |
音楽 | fox capture plan |
主題歌 | Snow Man 「SERIOUS」 |
2-3.監督・中田秀夫の作風
中田監督は「日常の中に潜む恐怖」を描く名手。『リング』で日本ホラーの金字塔を打ち立て、心理的な恐怖と視覚的なインパクトを両立させる演出が持ち味です。
今作でも「事故物件」というリアルな題材を、巧みなカメラワークや音響演出で“身近な恐怖”に昇華しています。
2-4.主題歌の魅力
主題歌はSnow Manの「SERIOUS」。映画の世界観とリンクした不気味な音やスクリーム、R&Bダンスナンバーで、ホラーなのにどこかポップな中毒性が魅力。歌詞は「お化け目線」というユニークさで描かれ、ホラーのゾクゾク感とポップな親しみやすさが絶妙に融合した一曲です。
3. 映画『事故物件ゾク 怖い間取り』の見どころ
3-1.ストーリーの魅力
主人公・桑田ヤヒロ(渡辺翔太)は、タレントになる夢を諦めきれず福岡から上京。ひょんなことから「事故物件住みますタレント」として活動を始め、TV番組やSNSのネタ欲しさに次々と事故物件に住みます。必ず憑りつかれる部屋、いわくつきの古旅館、降霊するシェアハウス…それぞれの物件に隠された謎に迫るうち、想像を絶する恐怖と衝撃の真実に直面します。ただ怖いだけでなく、先の読めないミステリーとしても楽しめるのがポイントです。
3-2.演出・映像のおすすめポイント
中田監督ならではの“静けさ”と“突然の恐怖”の緩急、細部まで作り込まれた事故物件のセットが見どころ。特に「降霊するシェアハウス」のシーンは、セット撮影ならではのアクロバティックな映像演出や、天井のヒビなど細部の工夫が光ります。日常の空間が一変する瞬間の恐怖を、映像と演出で体感できます。
3-3.ミステリー要素と“謎解き”の楽しさ
単なる心霊現象だけでなく、「なぜその物件に怪異が起きるのか?」という謎解き要素も。事故物件の過去や、そこで起きた出来事の真相に迫るミステリーとしても楽しめます。ホラーと謎解きが絶妙に絡み合い、最後まで目が離せない展開が楽しめます。
4. キャスト紹介(役名と役どころ)
4-1.主要キャスト
桑田ヤヒロ(渡辺翔太/Snow Man)
福岡から上京し「事故物件住みますタレント」として活動を始める主人公。優しく憑りつかれやすい体質で、数々の事故物件に住みながら怪奇現象に巻き込まれていく。
春原花鈴(畑芽育)
ヤヒロと惹かれ合うヒロイン。彼を支え、時に事件の真相に迫る手助けもする芯の強い女性。
藤吉清(吉田鋼太郎)
ヤヒロが所属する芸能会社の社長。クセの強いキャラクターで、ヤヒロにさまざまな事故物件を紹介する。
4-2.その他のクセ強キャラクターたち
神室(山田真歩)
オカルトライター。ヤヒロの異変に気付き、アドバイスを送る存在。
金原(じろう/シソンヌ)
浄仏不動産の社員。事故物件を紹介する謎めいた存在。
小山(加藤諒)
降霊するシェアハウスの同居人。個性的なキャラクターで物語に彩りを加える。
久米(金田昇)
シェアハウスの同居人。怪奇現象に巻き込まれる一人。
籔越(諏訪太朗)
ヤヒロの元職場のベテラン工員。彼の過去を知る人物。
山中(滝藤賢一)
ヤヒロの元職場の工場長。ヤヒロの上京のきっかけを作る。
大宮(正名僕蔵)
いわくつきの古旅館の主人。物語のカギを握る。
謎の女性(佐伯日菜子)
怪奇現象のカギを握るミステリアスな存在。
松原タニシ(松原タニシ)
原作者として本人役でカメオ出演。
大島てる(大島てる)
事故物件サイト「大島てる」運営者として本人役で登場。
田中俊行(田中俊行)
呪物コレクターとして登場。
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ますだおかだ(ますだおかだ)、なすなかにし(なすなかにし)、河邑ミク(河邑ミク)
芸人として作品に登場し、物語にユーモアとリアリティを加える。その他にも、亀本ゆず、笹原妃菜、櫂作真帆、森直子、笹原妃栞など、多彩なキャストが脇を固めています。
5. 映画『事故物件ゾク 怖い間取り』ロケ地ガイド
「この映画、どこで撮ったの?」——そんな疑問を持つホラーファンのために、『事故物件ゾク 怖い間取り』のロケ地情報を徹底解説!
リアルな恐怖と臨場感の秘密は、実在する場所の“空気感”にありました。
5-1. 旅館シーンのロケ地は「元湯 玉川館」(神奈川県七沢)
映画の中でも特に印象的な「いわくつきの古旅館」のシーン。その撮影が行われたのは、神奈川県厚木市七沢にある老舗旅館【元湯 玉川館】です。元湯 玉川館の魅力は、100年以上の歴史を持つ、木造建築の情緒あふれる温泉旅館。撮影は、2025年1月に行われました。
映画やドラマなどのロケ地としてもよく使われており、“聖地巡礼”スポットとしても注目されています。
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□〒243-0121 神奈川県厚木市七沢2776
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本作はオムニバス形式で複数の事故物件が登場。シェアハウスやマンションのシーンも、リアルな建物で現地撮影が行われています。
スタジオセットでは表現できない「本物の湿度や匂い」を映像に落とし込むため、現地ロケにこだわったそうです。
6. まとめ:映画『事故物件ゾク 怖い間取り』を見るべき理由
【見るべきポイント】
・原作は実話ベースの怪談集。リアルな恐怖が社会現象に!
・監督は『リング』の中田秀夫。日本ホラー界の巨匠が新たな“ゾク”を描く
・主演はSnow Manの渡辺翔太。主題歌「SERIOUS」も映画の世界観と完全連動
・リアルなロケ地&セットで“本当にありそう”な恐怖体験を味わえる。
映画『事故物件ゾク 怖い間取り』は、実話ベースの怪談とミステリーが融合した新感覚ホラー。主人公が“事故物件住みますタレント”として次々といわくつきの部屋に挑み、リアルな恐怖と謎解きのスリルを体感できます。中田秀夫監督の巧みな演出と、Snow Man渡辺翔太の初主演による新鮮な化学反応も見どころ。
日常のすぐ隣に潜む“本物の恐怖”を、ゾクッと味わってみてください。