壮大な空へと羽ばたく冒険が、いま新たな扉を開きます――『ヒックとドラゴン』は、少年ヒックと伝説のドラゴン・トゥースが紡ぐ、試練と友情の物語。革新的な映像技術と圧倒的なスケールで世界中を感動の渦に巻き込んだシリーズが、ついに実写でよみがえります。
ドラゴンと人間の絆が未来を切り拓く、究極のドラゴンライド・アドベンチャーを心ゆくまでご堪能ください。これから『ヒックとドラゴン』実写版を観る方に向けて、アニメシリーズの振り返りから本作の見どころまでを徹底ガイド。
この記事を読めば、スクリーンの隅々まできっと楽しめます。
1.「ヒックとドラゴン」シリーズの魅力総まとめ
1-1. シリーズ全作&ストーリー年表
公開年 | タイトル | 監督 | 特徴 |
---|---|---|---|
2010年 | ヒックとドラゴン | ディーン・デュボア クリス・サンダース | シリーズの原点、ヒックとトゥースの出会い |
2014年 | ヒックとドラゴン2 | ディーン・デュボア | 5年後の世界、ヒックの母ヴァルカとの再会 |
2019年 | ヒックとドラゴン 聖地への冒険 | ディーン・デュボア | 三部作完結編、ヒックとトゥースの別れ |
2025年 | ヒックとドラゴン(実写版) | ディーン・デュボア | 待望の実写化、原点回帰の物語 |
2010年から2019年まで3作続いた大ヒットファンタジーアニメーションシリーズで、時系列=公開順なので、年代順に鑑賞するのがおすすめです。
1-2. シリーズの進化とテーマ
原作はクレシッダ・コーウェルの児童文学シリーズを基に、ドリームワークス・アニメーションが映像化。第1作は「人間とドラゴンの理解」という普遍的テーマで世界中の観客を魅了しました。
シリーズが描く成長の物語
続編では友情・家族愛・リーダーシップ・環境保護など現代的テーマも掘り下げられ、単なるファンタジー映画を超えた深いメッセージ性を持つ作品として進化しています。
1-3. 主要キャラクターとキャスト

ヒック・ホレンダス・ハドック3世
バーク島の族長の息子から成長した若きリーダー

トゥースレス(トゥース)
伝説のナイト・フューリー、ヒックの最高の相棒
特殊能力:プラズマブラスト、超音速飛行

アスティ・ホフファーソン
ヒックの幼馴染みにして最強の女戦士

ストイック・ザ・ヴァスト
ヒックの父親、に暮らすバイキング達のリーダー

スノット
屈強な見習いバイキングの少年で、性格はヒックとは正反対
1-4. 映像革命と観るべきポイント
2010年の第1作から、ドリームワークスは最先端のCGアニメーション技術で「本物のドラゴンがいる!」と感じさせる映像体験を実現し続けています。
【映像美】北欧の壮大な自然とドラゴンの息づく世界観
【感動】人間とドラゴンの絆を描く普遍的な物語
【冒険】空を駆ける爽快感と手に汗握るアクション
1-5. シリーズをより楽しむために
鑑賞の順番
「ヒックとドラゴン」シリーズは時系列=公開順で追うのが正解。過去作のオマージュやキャラクターの成長、人間とドラゴンの関係の変化に注目です。
注目ポイント
初心者もリピーターも、何度でも新たな発見があり、家族や友人と”ドラゴンの世界を体感”できるのがこのフランチャイズの最大の魅力です。
2. 映画『ヒックとドラゴン』実写版の基本情報
作品名 | ヒックとドラゴン(原題:How to Train Your Dragon) |
---|---|
監督・脚本 | ディーン・デュボア |
製作総指揮 | ディーン・デュボア、デビッド・ケイン |
製作 | マーク・プラット、アダム・シーゲル |
キャスト | メイソン・テムズ、ニコ・パーカー、ジェラルド・バトラー |
ジャンル | ファンタジー・アドベンチャー |
上映時間 | 125分 |
製作費 | 約1億5000万ドル |
公開日 | アメリカ:2025年6月13日 日本:2025年9月5日 |
配給 | ユニバーサル・ピクチャーズ(米)/ 東宝東和(日) |
3. あらすじ(ネタバレなし)
臆病な少年と傷ついたドラゴン。彼らの信じ合う勇気が、世界を変える。
何世代にも渡り人間とドラゴンが戦いを続けているバーク島で暮らすヒックは、ある日伝説のドラゴン、ナイト・フューリーと運命的な出会いを果たす。
トゥースと名付け、友情を育む中で、ドラゴンと共生する方法がないか模索していくが、ある古代の脅威が世界を危機に陥れ──
物語の核心
最新のIMAX®カメラで撮影された実写映像と緻密なCG技術により、アニメーション版を愛するファンも初めて観る人も、全く新しい「ヒックとドラゴン」の世界を体感することができます。
4. 映画の見どころ
4-1. アニメから実写への革新的な映像進化
『ヒックとドラゴン』シリーズは、アニメだからこそ表現できた温かく幻想的な世界観で多くのファンを魅了してきましたが、最新作では実写ならではの革新的な映像進化が実現しました。最新のIMAX®カメラで撮影された実写映像と緻密なCG技術によって新たな次元へ進化。トゥースレスをはじめとするドラゴンたちの表現力は、アニメーション版を超えるリアルな感動を与えます。
4-2. 北欧の壮大なロケ地で描かれる圧倒的スケール
撮影は北欧の絶景地でも敢行。巨人の道やトロモー森林公園など、まさに「ドラゴンが住む世界」を体現するロケ地が、物語にリアリティと壮大さをもたらします。
4-3. 実力派キャストによる新世代の冒険
新進気鋭からベテランまで実力派キャストが集結し、新世代の冒険をリアルに描き出します。主人公ヒック役は『ブラック・フォン』で注目を集めたメイソン・テムズがフレッシュな演技を披露。『ダンボ』のニコ・パーカーがアスティ役で共演し、アニメ版からジェラルド・バトラーが続投し、物語に厚みと安心感を与えます。
4-4. ディーン・デュボア監督による愛に満ちた映像化
アニメーション三部作すべてを手がけたディーン・デュボア監督が実写版もメガホンを取った。実写版の映像には、監督の作品への深い愛情とこだわりが随所に息づいています。10年以上シリーズの世界観を守り育ててきた彼は、自ら絵コンテを用意し、キャラクターの心情や表情、物語全体の冒険と驚きを丁寧に描写。特にトゥースの“力強くエレガントで、でもキュート”な魅力は、監督自ら細部まで演出し、一挙手一投足に感情と温かみを吹き込んでいます。
5. キャスト紹介
5-1.メイソン・テムズ(ヒック)
バーク島の族長ストイックの息子。体力や腕力では他の若者に劣るものの、知恵と勇気で困難に立ち向かう少年。ドラゴンとの共生という革新的なアイデアで世界を変える運命を背負っています。
ホラー映画「ブラックフォン」での印象的な演技で注目を集めた期待の若手俳優。本作では、内気で発明好きな少年から勇敢なドラゴンライダーへと成長するヒックの複雑な心境を繊細に演じています。
5-2.ニコ・パーカー(アスティ役)
バーク島最強の女戦士として名高く、ヒックの幼馴染み。当初はドラゴンを倒すことに執念を燃やしていたが、ヒックの影響で次第に考えを変えていく重要なキャラクター。愛用武器は戦斧。
『ダンボ』でのデビュー以来、その自然な演技力で評価を得ている若手女優。父親は俳優のサンディ・ニュートン。本作では勇敢で芯の強いアスティの魅力を存分に発揮し、ヒックとの友情と恋愛関係を丁寧に描いています。
5-3.ジェラルド・バトラー(ストイック役)
バーク島の族長でヒックの父親。長年ドラゴンとの戦いを続けてきた歴戦の戦士。息子との考えの違いに戸惑いながらも、最終的にヒックの選択を理解し支える愛情深い父親。
『300』『オペラ座の怪人』など数々の話題作に出演。アニメーション版三部作でストイック役の声優を務め、今回の実写版でも同役を続投。40kgもの重厚な衣装を身に纏い、威厳ある族長を体現しています。
5-4.ニック・フロスト(ゲップ役)
バーク島の鍛冶屋で、ヒックの師匠的存在。片足を失いながらも明るく前向きな性格で、ヒックに武器作りや人生の知恵を教える重要な大人の一人。ドラゴンとの共存にも理解を示します。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ』などコメディ作品で知られるイギリス人俳優。本作では温かみのある父親的な存在として、ヒックの成長を支える重要な役割を担っています。
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多彩な実力派キャストが描く新たな冒険に期待が高まります。
6. 制作背景・舞台裏
6-1. 北欧の神秘的なロケ地
製作は北アイルランドのベルファストにあるタイタニック・スタジオを拠点として行われました。スタジオ以外の撮影地として、手つかずの自然が残るフェロー諸島やアイスランド、スコットランドの風景が取り入れられています。
バイキング文化とドラゴンの存在が発想出来る場所で、こだわり抜いたセットで撮影された。さらに、ドラゴンの火炎放射などはCGを使わずに、特撮で撮影したようです。
主要撮影は2024年1月から6月にかけて、北アイルランド、アイスランド、フェロー諸島の3か国で行われました。まさに「ドラゴンが住む世界」を体現する壮大な自然環境が、物語に圧倒的なリアリティをもたらしています。
アニメーションでは、再現できないリアリティ溢れるる秘的な世界を創り上げています。
6-2. 最新技術による実写とCGの融合
本作では、アニメーション版を上回る最新のCG技術とVFXが駆使されています。特にトゥースレスの表情や動きは、実在の動物の動作研究を基に、より豊かな感情表現を実現しています。
最新のIMAX®カメラによる撮影で、ドラゴンとの飛行シーンの臨場感が格段に向上。毛並みの質感から表情まで、アニメーション版を超えるリアリティを実現しました。
6-3. アニメーション版からの継承と革新
ディーン・デュボア監督をはじめとする制作陣は、アニメーション版の魅力を損なうことなく、実写ならではの新たな感動を生み出すことに成功しています。「アニメーションを愛するファンに敬意を払いながらも、実写でしか表現できない新たな魅力を追求する」という一貫した姿勢で制作されています。
実写版「ヒックとドラゴン」シリーズは続編の公開も決定しており、その新たな世界観に今までのファンも必ず満足するでしょう。
7. まとめ:『ヒックとドラゴン』実写版を見るべき理由
【この映画を見るべき理由】
・アニメーション版を超える圧倒的な映像体験
・新旧キャストの絶妙な融合
・シリーズを知り尽くした監督による愛情深い映像化
・実写だからこそ描ける新たな感動
・世界遺産級の壮大なロケ地と作り込まれたセットの融合に感動!
映画『ヒックとドラゴン』実写版は、単なるアニメーションのリメイクを超えた、シリーズの新たなる出発点となる作品です。
ドラゴンという永遠のロマンと最新の映像技術、そして普遍的なメッセージが見事に融合した本作は、すべての映画ファンにとって見逃せない一本となることでしょう。
この秋、映画館でしか味わえない究極の興奮と感動を、ぜひその目で確かめてください。きっとあなたも、新たなる「ヒックとドラゴン」の世界に心を奪われるはずです。