映画『バレリーナ:The World of John Wick』は、アクション映画の金字塔「ジョン・ウィック」シリーズから生まれたスピンオフ作品として、復讐に燃える女性暗殺者の物語を描いた衝撃作です。レン・ワイズマン監督×アナ・デ・アルマスの豪華な組み合わせが、あなたの心に新たな興奮を刻みます。
チャド・スタエルスキが創り上げた「ジョン・ウィック」ユニバースの最新章として、独立したストーリーでありながら、シリーズの DNA を継承する待望の作品です。『ジョン・ウィック:パラベラム』に登場したバレリーナたちの世界を深く掘り下げ、新たな復讐の女神が誕生します!
これから映画館で『バレリーナ:The World of John Wick』を観るあなたに、今までのシリーズの振り返りと本作の見どころまでを徹底ガイド。この記事を読めば、スクリーンの隅々まで楽しめること間違いなし!
1.「ジョン・ウィック」シリーズの魅力総まとめ
1-1. シリーズ全作&ストーリー年表
日本公開年 | タイトル | 監督 |
---|---|---|
2015年 | ジョン・ウィック | チャド・スタエルスキ |
2017年 | ジョン・ウィック:チャプター2 | チャド・スタエルスキ |
2019年 | ジョン・ウィック:パラベラム | チャド・スタエルスキ |
2023年 | ジョン・ウィック:コンセクエンス | チャド・スタエルスキ |
2025年 | バレリーナ:The World of John Wick | レン・ワイズマン |
2014年から続く大ヒットアクションの映画シリーズで、時系列=公開順なので、年代順に鑑賞するのがおすすめです。本作「バレリーナ」は、三作目「パラベラム」とほぼ同時期に設定されており、物語が交差するクロスオーバー作品です。
1-2. シリーズの進化とテーマ
原点「ジョン・ウィック」は、愛する妻を失った元殺し屋が愛犬の死をきっかけに復讐の世界に舞い戻る物語として映画史に名を刻みました。続編では裏社会の掟・コンチネンタル・ホテルの世界観、そして組織同士の複雑な関係性など現代的なアクション映画の新境地を切り拓いてきました。
シリーズを通じて一貫しているのは「約束と裏切り」「復讐の連鎖」「孤独な戦士の美学」というテーマで、スタイリッシュで派手な銃撃と剣戟スタイルは観客を魅了し続けています。
1-3. 主要キャラクターとキャスト
シリーズの中心となるジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)を始め、コンチネンタル・ホテルの支配人ウィンストン(イアン・マクシェーン)、総支配人(ランス・レディック)、そしてルスカ・ロマのディレクター(アンジェリカ・ヒューストン)など、魅力的なキャラクターたちが織りなす人間ドラマが大きな魅力です。
長寿シリーズならではの「キャラクターの成長と変化」や、ファンには嬉しい多彩な暗殺者たちの登場が魅力です。
1-4. アクション革命と観るべきポイント
2014年の第1作から、ガンフーと呼ばれる銃撃アクションと格闘技を組み合わせた革新的なアクションスタイルで「本物のアクション映画がここにある!」と感じさせる映像体験を実現し続けています。
最新作では、バレエの優雅さと暗殺術の残酷さが融合した新たなアクションスタイルを迫力満点の映像とともに楽しむことができ、世代を問わず愛されるエンターテインメントとなっています。
1-5. シリーズをより楽しむために
「ジョン・ウィック」シリーズは公開順で追うのが正解です。過去作のオマージュやキャラクターの成長、裏社会の組織関係の変化にも注目です。
初心者もリピーターも、何度でも新たな発見があり、家族や友人と”アクション・ワールドを体感”できるのが、このシリーズ最大の魅力です。
2. 映画『バレリーナ:The World of John Wick』の基本情報
作品名 | バレリーナ:The World of John Wick(原題:Ballerina) |
---|---|
監督 | レン・ワイズマン |
脚本 | シェイ・ハッテン |
製作総指揮 | キアヌ・リーブス/ルイーズ・ロズナー/ケバン・バン・トンプソン/ケイリー・スモーリー・ロモ/シェイ・ハッテン |
主演 | アナ・デ・アルマス、キアヌ・リーブス、ノーマン・リーダス |
ジャンル | クライムアクション |
上映時間 | 125分 |
製作費 | 9000万ドル |
公開日 | アメリカ:2025年6月6日 日本:2025年8月22日 |
配給 | Lionsgate(米)/キノフィルムズ(日) |
3. あらすじ(ネタバレなし)
『ジョン・ウィック:パラベラム』の時代。孤児を集めて暗殺者とバレリーナを養成するロシア系犯罪組織「ルスカ・ロマ」で育てられた若きイヴ・マカロ(アナ・デ・アルマス)は、バレエの美しさと殺しの技術を兼ね備えた完璧な暗殺者として訓練されていました。
しかし、ある殺しの任務の最中、イヴは自分の父親がかつて暗殺者として活動していたこと、そして彼が無残にも殺害されたことの真実を知ってしまいます。父の仇を討つため、イヴはルスカ・ロマで培った全ての技術を駆使して復讐の旅に出ることを決意します。
その過程で、イヴは伝説の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)とも交錯し、裏社会の掟と複雑な人間関係の中で、自分自身の信念と向き合うことになります。美しくも残酷な復讐劇の中で、イヴは真の自由を手に入れることができるのでしょうか。
4. 映画の見どころ
4-1.シリーズ初の女性主人公による新展開!
本作は、アナ・デ・アルマス演じるイヴ・マカロが、ジョン・ウィックユニバース初の女性主人公として物語を牽引します。『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』や『ブレードランナー 2049』でも証明済みですが、彼女の圧倒的な存在感と演技力が、新たなアクションヒロインの誕生を告げます。
4-2.バレエと暗殺術が融合した革新的アクション
今回の最大の革新は、バレエの優雅な動きと致命的な暗殺技術を融合させた全く新しいアクションスタイルです。ピルエットから瞬時にナイフ攻撃へ、アラベスクから銃撃へと移行する流麗なアクションシーンは、シリーズ史上最も美しく、危険な戦闘シーンとなりました。
4-3.レン・ワイズマンの映像美学
『アンダーワールド』シリーズ、『ダイ・ハード4.0』などで独特のダークでスタイリッシュな映像世界を築いてきたレン・ワイズマン監督。本作では、の神秘的な世界観とニューヨークの都市景観を背景に、バレエスタジオから裏社会の隠れ家まで、息をのむような映像美で描き出します。
4-4.ルスカ・ロマの世界観が拡張される
『ジョン・ウィック:パラベラム』で描かれたルスカ・ロマの組織が、本作ではより深く掘り下げられます。孤児たちがバレリーナと暗殺者として育てられる過程、組織内の厳格な階級制度、そして美しくも残酷な訓練の実態が明かされ、「ジョン・ウィック」シリーズの世界観がより拡張されます。
5. キャスト紹介
5-1.アナ・デ・アルマス(イヴ・マカロ役)
キューバ出身で現在ハリウッドで最も注目される女優の一人。『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』でのパロマ役、『ブレードランナー 2049』でのジョイ役で世界的に知られ、『ナイブズ・アウト』では演技力も高く評価されました。本作では、バレリーナとして美しく、暗殺者として恐ろしい二面性を持つイヴを完璧に演じ分けています。
5-2.キアヌ・リーブス(ジョン・ウィック役)
アクション映画界の生きる伝説。『マトリックス』シリーズから『ジョン・ウィック』シリーズまで、数々の名作でアクションスターとしての地位を不動のものとしました。本作では、イヴの人生に大きな影響を与える重要な役回りとして登場し、新世代の暗殺者との交流を通じて新たな魅力を見せます。
5-3.ノーマン・リーダス(ダニエル・パイン役)
『ウォーキング・デッド』でダリル・ディクソン役として世界中で愛されるアクション俳優。クールで寡黙なキャラクターを得意とし、本作でもその魅力を存分に発揮することが期待されます。ジョン・ウィック世界に初参戦となる彼の役どころは、ルスカ・ロマ教団の賞金首です。
5-4.アンジェリカ・ヒューストン(ディレクター役)
『ジョン・ウィック:パラベラム』でルスカ・ロマのディレクターとして登場し、強烈な印象を残したベテラン女優。アカデミー賞受賞歴を持つ彼女の威厳ある演技が、本作ではより深くイヴとの師弟関係を描き出し、物語に重厚さを与えています。
6. 制作背景・舞台裏
6-1.国際色豊かなロケ地
主要撮影は2022年11月から2023年3月にかけて、チェコ共和国のプラハを中心に行われました。プラハの歴史的建造物や美しい街並みが、ルスカ・ロマの世界観を演出しています。また、オーストリアやチェコでも撮影が行われました。
❄️ LOCATION ❄️
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物語の舞台は、雪に覆われた東欧へ⛄️🇨🇿チェコのプラハ
🇦🇹オーストリアのハルシュタット
🇭🇺ハンガリーのブダペストJWシリーズに新たな次元をもたらす
この美しい街並みが、血で染め上げられていく⛸️#ロケ地 #世界遺産 #映画バレリーナJW 𝟖.𝟐𝟐公開🩰 pic.twitter.com/3PuP9mNBMa— 映画『バレリーナ:The World of John Wick』 (@ballerina_jw) August 5, 2025
6-2.最新技術によるアクション構築
本作では、実際のバレエダンサーとスタントチームが協力し、バレエの動きを暗殺術に組み込んだ革新的なアクション振付を開発しました。アナ・デ・アルマス自身も3~4か月にわたってバレエとアクションの特訓を重ね、CGに頼らない本物のアクションシーンを実現しています。
6-3.シリーズとの有機的な繋がり
チャド・スタエルスキが製作として参加し、さらにキアヌ・リーヴスが製作総指揮として参加しており、ジョン・ウィックユニバースとの整合性を保ちながら、独立した物語として楽しめる作品に仕上がっています。
7. まとめ:『バレリーナ:The World of John Wick』を見るべき理由
【見るべきポイント】
・ジョン・ウィック世界初の女性主人公による革新的な物語展開
・バレエと暗殺術が融合した史上最も美しいアクションシーン
・アナ・デ・アルマスの圧倒的なカリスマ性と演技力
・レン・ワイズマン監督による息をのむ映像美学
・広がり続けるジョン・ウィックユニバースに注目!
映画『バレリーナ:The World of John Wick』は、単なるスピンオフを超えた、ジョン・ウィック・ユニバースの新たなる可能性を示す作品です。復讐という普遍的なテーマと最新のアクション技術、そして現代的な女性像が見事に融合した本作は、すべてのアクション映画ファンにとって見逃せない一本となることでしょう。
この夏、映画館でしか味わえない究極の興奮と感動を、ぜひその目で確かめてください。きっとあなたも、新たなるジョン・ウィック・ワールドの魅力に心を奪われ、イヴの復讐劇に釘付けになるはずです。