どうも、こんにちは。
この記事は、映画『YESTERDAY/イエスタデイ』をネタバレなしで”みどころ5つ”を紹介するものです。
レビューもありますので、お気楽に読んでくださいね。
【作品情報】
2019年公開 116分
もしも、世界からビートルズとその楽曲が消えたなら・・・。
ドラえもんの道具でも使ったかのような設定の物語である。
そんな世界で唯一ビートルズを知る存在になった青年の姿を描いたコメディ作品です。
監督
・・・ダニー・ボイル
[プロフィール]イギリス出身/1956年10月20日
ユアン・マクレガー主演の『シャロウ・グレイブ』で映画監督デビュー。1996年(2作目)の『トレインスポッティング』が大ヒットし、『普通じゃない』でハリウッドデビューを果たした。その後、『ザ・ビーチ』『28日後…』『サンシャイン2057』、2008年に公開された『スラムドッグ$ミリオネア』は、アカデミー賞で作品賞をはじめ8部門を受賞し、自身も監督賞を手にした。
主要キャスト
◇ヒメーシュ・パテル/役名:ジャック・マリク
[プロフィール]1990年10月13日/イギリス生まれ
ケニア生まれの父とザンビア生まれの母の間に生まれる。
学生時代は演劇学校に通っていた。BBCの人気TVシリーズ『イーストエンダーズ』(2007~2016)のタムワー・マソオッド役で俳優デビューした。その後、本作の主役に大抜擢され、一躍有名人に。
◇リリー・ジェームス/役名:エリー・アップルトン
[プロフィール]1989年4月5日/イギリス生まれ
俳優一家に生まれる。英ロンドンのギルドホール音楽演劇学校在学中から舞台に出演していた。長編映画『タイタンの逆襲』でデビュー。イギリスのTVシリーズ『ダウントン・アビー』(2012~2015)を経て、ディズニー実写版『シンデレラ』で主演、一躍注目を集めるようになる。
◇ジョエル・フライ/役名:ロッキー
[プロフィール]1985年/イギリス生まれ
『ゲーム・オブ・スローンズ(TVシリーズ)』に第4章と第5章にゲスト出演し、『レクイエム:マチルダ・グレイの秘密』にも出演している。
◇ケイト・マッキノン/役名:デブラ・ハマー
[プロフィール]1984年1月6日/アメリカ生まれ
コロンビア大学で演劇を専攻する。2012年から人気コメディ番組『サタデーナイト・ライブ』に出演し、ヒラリー・ヒューストンのものまねで人気者に。映画『テッド2』に本人役でカメオ出演し、『ゴーストバスターズ』で主要キャストに抜てきされた。
◇エド・シーラン/役名:エド・シーラン(本人役)
[プロフィール]1991年2月17日/イギリス生まれ
芸術一家に生まれる。父は美術講師、母はジュエリーデザイナー、兄は作曲家として活躍している。世界中で3,800万枚以上のアルバムと1億枚のシングルをこれまでに売り上げたと公表され、「世界で最も売れ行きの良いアーティスト」とされている。超有名人ですよね。
【あらすじ】
売れないシンガーソングライターのジャック(ヒメーシュ・パテル)が、音楽で有名になる夢をあきらめた日。世界規模で起きた12秒間の謎の大停電が発生した。真っ暗闇の中で交通事故に遭ったジャックが目を覚ますと、ザ・ビートルズが存在しない世界になっていた。ジャックがビートルズの歌を発表したところ、ライブは大盛況、SNSでも反響を呼び、一躍有名人となる。そんな中、超人気ミュージシャン、エド・シーランが突然訪ねて来て、彼のライブツアーのオープニングアクトを任されることになる。ここでも大成功を納めたジャックは、ついにメジャーデビューを飾った。そして・・・。
【みどころ】
その1:ザ・ビートルズを知らないのは本当に自分だけ?
ザ・ビートルズが存在しないことに気付いた主人公は驚きと困惑の表情をするが、どこかで本当はみんな知っているのではと半信半疑になるのだ。
もしかしたら、いつの間にかパラレルワールドに入っていたら・・・、現実ではありえない設定だが、もしかしたら・・・と思ったのは私だけでしょうか?(笑)
その2:エド・シーランやジェームズ・コーデンが本人役でまさかの出演!
本作にはエド・シーランとジェームズ・コーデンが本人役で出演しています。
エド・シーランは友情出演レベルじゃなく、ガッツリ出演でちょっと笑っちゃいました。これは、エド・シーランのファンにも必見の映画ですね。
その3:ザ・ビートルズにまつわる小ネタが散りばめられている。
本作はビートルズファン以外の方も楽しめる内容になっていますが、作品内に小ネタがたくさん入っていて、ファンなら面白さ×2だと思いますよ。
私はそこまで知らないので、すべての小ネタには気付いていないと思いますが、比較的分かりやすいようになっているので何個かは気付きました。
ファンの方は何度か視聴してすべての小ネタをみつけるのも面白いでしょう。
その4:基本コメディ作品だが、恋愛ドラマ要素の盛り込まれています。
コメディ×ファンタジーというジャンルの作品だとおもいますが、実は恋愛ドラマ要素も少なくはありません。
脚本のリチャード・カーティスは『ノッティングヒルの恋人ア』(1999)や『アバウト・タイム愛おしい時間について』(2013)など手掛けており、恋愛ドラマとしても、みどころの1つとなっています。
その5:主人公はこのままスター街道まっしぐらなのか?
あらすじにもあったように、主人公はビートルズの曲で一躍有名人となり、取り巻く環境も大きく変化していきます。ミュージシャンを夢見た彼は念願のミュージシャンになり、有名人になっていく・・・。けど自分の曲じゃない・・・、彼はどのような選択をするのか?
主人公の葛藤がこの物語の最大のみどころだと思います。
【感想】
この映画は基本コメディ色が強い作品となっています。
私自身あまりイギリス映画をみないので戸惑ったのですが少し笑いのツボがハマりにくかったです。
後半になるのつれ慣れてきましたが、前半はちょっと苦笑いする感じのときもありました。
主人公を演じているヒメーシュ・パテルという俳優さんは初めてみたのですが、この作品にピッタリでしたね。
ヒロイン役のリリー・ジェームスは明るく、屈託のない笑顔で主人公を支える幼馴染の役ですが、もうさすがといった感じでした。
すごく好感がもてる2人で良かったです。あと、マネージャーの形相が笑えますよ。
すごく前評判が良かったので、少し期待しすぎたかなあと思いましたが、いい意味で想像の範囲以内でした。←めっちゃ、分かりづらい感想ですみません(笑)
だって、「もしもこの世に”ビートルズ”がいなかったら」って、ドラえもんのもしもボックスかって話ですよ!だから、少し不安でしたがなかなか素敵な作品に仕上がっていて良かったです。
作品内に流れるビートルズの曲・・・日本人でも心躍りました!なぜか、幸せな気持ちになりますよね。
【自己評価】★★★☆☆(3.5点)
【まとめ】
”ビートルズ×ドラえもん” といった斬新な設定でありながら、きちんとしたストーリーでまとまった作品でした。個人的にはまとまり過ぎてるかなあとすこし思いますが、ビートルズを扱った映画と考えるとベストの答えかなとも思います。
最近はアーティストの伝記映画が数多く出ていますが、この作品もビートルズを中心とした作品です。
しかし、本作の素晴らしいところはそこじゃないと思います。「ビートルズの曲はビートルが演奏し歌ったからビートルなんだ」ということだと思います。
音楽、もちろん映画もそうですけど、同じ作品でもそれを演じている人が違ったら違う作品になるんだなと感じました。
特に大きな出来事が起きる作品じゃないのに、色んな楽しみ方があり、素敵な気持ちになる、そんな映画でした。
未視聴の方には少しでも観る前の予習となれば、鑑賞済みの方には少しでも共感していただけたらうれしいです。
感想は個人の意見ですので不快な思いをさせていたら申し訳ありません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。