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おすすめ傑作SF映画【メッセージ】みどころ

どうも、こんにちは。

本日は『メッセージ』です。 

 

 

 

【作品情報】

2016年 116分 G アメリカ

米作家テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」をカナダの俊英ドゥニ・ビルヌーブが映画化したSFドラマ。

突如地球にきた異星人に女性言語学者が対話をしようと挑む物語。

 

◆監督・・・ドゥニ・ビルヌーブ

 [プロフィール]カナダ出身/1967年10月3日

数本の短編映画を制作した後、1998年に『Un 32 Aout Sur Terre』で長編監督デビューを果たす。その後、カナダのアカデミー賞にあたるジニー賞は3回受賞している。2013年には『プリズナーズ』、『複製された男』。2015年には『ボーダーライン』を発表している。本作でアカデミー作品賞・監督賞など8部門にノミネートされた。

 

◆主要キャスト

◇エイミー・アダムス/役名:ルイーズ・バンクス

 [プロフィール]イタリア出身/1974年8月20日

1999年『わたしが美しくなった100の秘密』で映画デビュー。2002年『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』でレオナルド・ディカプリオと共演したがあまり注目されなかった。『Junebug』(05)でアカデミー賞助演女優賞に初ノミネートしブレイクした。その後は『魔法にかけられて』、『ダウト あるカトリック学校で』、『ザ・ファイター』、『ザ・マスター』でアカデミー賞助演女優賞、『アメリカン・ハッスル』では同主演女優賞にノミネートされている。

 

◇ジェレミー・レナー/役名:イアン・ドネリー

 [プロフィール]アメリカ出身/1971年1月7日

歌手としても活動している。数多くの出演作があり、『S.W.A.T.』、『スタンドアップ』、『28週後…』。『ハート・ロッカー』で主演し、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。有名なところだと『アベンジャーズ』シリーズでホークアイ役がある。

 

◇フォレスト・ウィテカー/ウェバー大佐

 [プロフィール]アメリカ出身/1961年7月15日

1982年『初体験 リッジモント・ハイ』デビューし。その後『プラトーン』、『ハスラー2』などで評価されるようになる。1988年『バード』ではカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞した。2006年『ラストキング・オブ・スコットランド』アカデミー賞主演男優賞やゴールデングローブ賞主演男優賞など各映画賞を独占した。

 

 

【あらすじ】

ある日、巨大な宇宙船が突如地球に現れた。世界中が不安と混乱に包まれる中、言語学者ルイーズは、軍からの依頼で謎の知的生命体との意思疎通をはかる役目を担うこととなる。彼らが地球を訪れた理由とは、地球に向けられたメッセージとは・・・。


  

【みどころ】

ここよりさきは多少のネタバレを含んでいます(核心に触れる内容な極力少なくしてありますが)のでご注意ください。

 

◇その1:原作はSF小説の傑作

原作の「あなたの人生の物語」はSF短篇の中でもベスト級と目される傑作中の傑作SFのプロが選ぶネビュラ賞、日本のSFファンが選ぶ星雲賞、SFマガジンが選ぶ2014年のオールタイム・ベストSF投票でも第1位を獲得。

 

そんな各賞を総なめにした作品をカナダの鬼才ドゥニ・ビルヌーブ監督が映画化する。

これは期待するしかないでしょう!!

 

映画を観た後、原作読むとさらに作品を理解できますよ。

 

 

◇その2:カナダの鬼才ドゥニ・ビルヌーブ監督に注目

ドゥニ・ビルヌーブ監督は「大作映画のスケール感よりも、デリケートで軽やかなもの大切にしたい」という持論を持っている。

そんな監督のこだわりは、本作の宇宙船のシーンで最も表現されている。実は宇宙船内部では、視覚効果は使われず、すべてセットを作り撮影されている。

 

彼らとの対話の場所をデリケートに表現するための監督のこだわりが随所にあり、この映画は視覚や聴覚などをフルに刺激する作品となっている。

 

 

◇その3:キャストが選りすぐりの実力者

本作は主要な登場人物が少ないです。

主演のエイミー・アダムスとジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカーの3人は映画賞の常連で名実共に映画界のトップスターです。

 

この作品は派手な演出があまりなく、基本淡々と過ぎていきます。

そんな演出だからこそ、この3人の演技がより光り、より映画に入る込んでいけるのです。


  

◇その4:音楽にも注目

みどころの1つとして“音楽”があります。本作で音楽を務めたのは、数多くの映画の音楽賞を受賞しているヨハン・ヨハンソン。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督とは『プリズナーズ』『ボーダーライン』に続き、3度目のタッグとなりました。

 

彼らの文字を解読してゆくプロセスのなかで、円形の文字をみたヨハンは、劇伴にループを取り入れることにしたらしい。劇伴をよく聴くと、ピアノやヴォイス、ヴォーカルがループしていています

 

 

◇その5:ばかうけ型宇宙船?じゃなく、最大のみどころは後半部分にある!

この映画にでてくる宇宙船がお菓子のばかうけに似ていることから注目されました。

しかし、みどころはそんなところじゃないんです! 当たり前か(笑)

 

淡々と進む前半部分に時折ある違和感が、後半の後半で明らかにになっていく。

そして、さらに謎が謎をよびます!

 

あまり書くと完全ネタバレなので書けませんが・・・

 

今まで味わったことがない感覚に驚かされますよ!

 

 

【感想】

公開前から注目されていた作品だったのでかなり期待した状態での鑑賞となりました。

しかし、そんな期待をも上回る映画でした!

 

前半は静かに淡々と進んでいく感じでしたが途中にある”違和感”だけが少しづつ積み重なっていきました。

中盤になると”彼ら”とのコミュニケーションに進展があるのですが、”違和感”はさらに積み重なっていきました。

そして、終盤に違和感”の正体が明らかになるのだがその時の感覚が今までの映画で味わった事のないものだった。

 

切ない気持ちになるのに、納得のいくラスト。これまでにないSF映画でしたね。

また、近いうちに観たいと思います。

 

 

【自己評価】★★★★☆(4.5点)

 

 

【まとめ】 

公開前の期待以上に、そして「ばかうけ」のイメージよりも、完全に上をいった映画です!

2010年代を代表するSF映画となったのは間違いないです。

 

『メッセージ』は、アカデミー賞で作品賞をはじめとする8部門にノミネート。そして、アカデミー音響編集賞を受賞しました。

 

ドゥニ・ビルヌーブ監督は2017年に『ブレードランナー』の続編、『ブレードランナー2049』にも抜擢され、2020年公開予定の『DUNE デューン 砂の惑星』は公開前からかなりの注目作品となっている。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。