どうも、こんにちは。
本日は『エノーラ・ホームズの事件簿』の紹介です。
この映画は2020年秋に劇場公開予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で2020年9月23日にNetflixから全世界に配信されました。
【作品情報】
2020年 123分 イギリス
名探偵シャーロック・ホームズに妹がいたらという設定の物語で人気小説シリーズを映画化したもの。
◆スタッフ
◇監督・・・ハリー・ブラッドビア
◇脚本・・・ジャック・ソーン
◇原作・・・ナンシー・スプリンガー
◆主要キャスト
◇ミリー・ボビー・ブラウン/役名エノーラ・ホームズ
[プロフィール] スペイン出身/2004年2月19日
[代表作]ドラマ『ストレンジャー・シングス』、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)など
◇ヘンリー・カビル/役名シャーロック・ホームズ
[プロフィール] イギリス出身/1983年5月5日
[代表作]『マン・オブ・スティール』(2013)、『コードネーム U.N.C.L.E.』(2015)、『ミッション:インポッシブル フォールアウト』(2018)など
◇サム・クラフリン/役名マイクロフト・ホームズ
[プロフィール] イギリス出身/1986年6月27日
[代表作]『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(2011)、『スノーホワイト』(2012)、『あと1センチの恋』(2014)など
◇ヘレナ・ボナム・カーター/役名ユードリア・ホームズ
[プロフィール] スペイン出身/2004年2月19日
[代表作]『鳩の翼』(1997)、『チャーリーとチョコレート工場』(2005)、『アリス・イン・ワンダーウーマン』(2010)など
◇ルイス・パートリッジ/役名:テュークスベリー卿
◇アディール・アクタル/役名:レストレード
【あらすじ】
1884年、イギリス。16歳の誕生日を迎えたエノーラが目を覚ますと、母が謎めいた暗号を残して行方不明になっていた。母を探しに単身ロンドンへ向かったエノーラは、思いがけず青年貴族の失踪事件に関わったことをきっかけに、恐ろしい陰謀と巨大な謎に巻き込まれていく。(映画.comより引用)
【みどころ】
◆みどころ1:主役のミリー・ボビー・ブラウンについて
2016年Netflixドラマ『ストレンジャー・シングス』のイレブン役に抜擢され、いきなりブレイクした、今最注目の10代女優さんです。
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に出演し、その続編にも出演が決まっている。
スペイン生まれだが両親ともイングランド人でブリティッシュアクセント英語なので、本作でも違和感ゼロです。
実は彼女は片耳が生まれつき聞こえないのです。けれどそれが『ストレンジャー・シングス』の役柄にはピッタリハマっていたのでしょう。
そんな彼女は端正な顔立ちや堂々とした演技で、俳優業界やファッション業界からもすごい人気で、次世代のナタリー・ポートマンやエマ・ワトソンとも呼ばれています。
是非ともこの作品で女優ミリーの魅力を体験してください。
◆みどころ2:その他のキャストも豪華で映画館で観たかった
なんと、この映画はスーパーマンが出てくるんですよ!と言っても、マントを付けてやってくるわけではないですけどね(笑)
現在のスーパーマン役でDC(DCEU)作品に出演している、ヘンリー・カビルがシャーロック・ホームズ役で出演しています。
シャーロックにしては、ちょっとマッチョ過ぎですよね!
観る前はどうかなーと思っていましたが、今までのシャーロックとは違う雰囲気ですが、かなり良かったです。
お母さん(ユードリア)役にカメレオン女優と言われているヘレナ・ボナム・カーター。
ジョニー・デップ作品に多く出演しているイメージが多いですよね。知っている人も多いと思いますが、実はティム・バートン監督の元パートナーなんです。
ちょっと前まで3人の写真をよく見ました。
本作でも独特の雰囲気を出していて、唯一無二の女優さんです。
ホームズ家の長男マイクロフト役にサム・クラフリン。
私のイメージしているマイクロフトよりいじわる兄さんでした。それと、ちょっとイケメンすぎじゃないかなって思いました。
そして、エノーラの恋人?テュークスベリー卿役のルイス・パートリッジ。
初めて知りましたが、かなりのイケメンで演技もいい感じでした。今後人気が出そうですよ。
◆みどころ3:ハリー・ブラッドビア監督はどんな人?
初めは誰かな?と思っていましたが、この人はエミー賞やゴールデングローブ賞など多数の賞を総なめしている人気TVドラマシリーズ(Amazon Originalのドラマシリーズ)の『フリーバッグ』で監督をしている人なんです。
それ以外にも、ミステリー作品(ドラマ)の監督を多数しています。
『フリーバッグ』というと、かなり異質なダークコメディな作品で、しょっちゅう「第四の壁」(この場合はドラマの世界と視聴者の境界線)を破る演出がとられています。
本作でもエノーラが、観ているこちら側に友達に喋りかけてくるような口調で問いかけてきたり、視線を送ってきます。
◆みどころ4:シャーロックって妹がいたの?
シャーロック・ホームズに妹がいたらという設定の物語で、ナンシー・スプリンガー原作『エノーラ・ホームズの事件簿』シリーズ(原作のシリーズは第6巻まで出ています)を映画化したものなんです。
エノーラはナンシー・スプリンガーの創作です。
小ネタですが、人気ドラマシリーズ『SHERLOCK』にも、もう一人のきょうだい(妹か姉かは不明)が出てくるんですが、その時の名前は「ユーラス・ホームズ 」でした。
◆みどころ5:天真爛漫なエノーラ・ホームズが名探偵になるまでの物語
この作品のジャンルは ミステリー×アドベンチャー といったところです。
あらすじにもありましたが、突然行方不明になった大好きな母親を探す「母をたずねて三千里」的な冒険ものです。
三千里も移動せず単身ロンドンに行くだけなんですが、その道中で偶然あった青年の失踪事件にも巻き込まれてしまいます。
その失踪事件と母親の捜索活動の2つを、エノーラはどうやって解決していくかが最大のみどころなんです。
エノーラは小さい頃から母親と色んな変わった修行をしているんですが、それがエノーラの才能を覚醒させるため ”ヒント” になっているんです。
そのあたりの謎解き演出がテンポが良く今までの名探偵シャーロックの作品とは違い ”新鮮” で “爽快感” があり楽しいですよ。
【感想】
私は、ミリー・ボビー・ブラウンをあまり知らず、正直ヘンリー・カビル目的での鑑賞でしたが、観終わったらすぐにミリーの「エノーラ」の続編が観たくなっていました。
「第四の壁」をぶち壊すシーンが多く使われるのですが、正直最初はえー、って引いて観ていたのですが、途中からエノーラがこちらを見るのを待ってる自分がいたんです(笑)
さすがこれだけのキャストを集めただけあり、最後まで飽きずにみれました。美男美女揃いで目の保養にもなりますね。
ヘンリー・カビルのシャーロックは予想以上に良かったですね。ぜひスピンオフで『シャーロック・ホームズの事件簿』をやってほしいですね。
そして、ヘンリー・カビルが「第四の壁」をぶち壊すところを見てみたいですね。
【自己評価】★★★☆☆(3.5点)
【まとめ】
この作品は公開してすぐにコナン・ドイルのエステートに著作権侵害などで訴えられています。
シャーロック・ホームズ作品はほとんど著作権が切れているんですが、残りの切れていない頃のシャーロックと 人格が違う という理由で訴えられているようですね。
いままでも訴えられた作品はありましたが、この映画はどうなっていくんでしょうね。
出来れば、早く和解して続編を作って欲しいものですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。